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幻奏楽団キリギリス  作者: 語部 もどき
202/834

蝶と蜘蛛

艶やかなるその姿に誰もが見惚れよう


楽園に咲き添う黄色い花達に近づいては遠ざかる蝶のように


なぜ君はそんなにも美しいのだろう 虜となる者達の後は絶たない

なぜ君は僕の手には届かないのだろう

僕はこんなにも心から君を思っているのに



艶やかなるその姿は誰にも届かない


月夜の晩に巣を張り巡らして

喰らいつこうとしている蜘蛛がいたとしても


なぜ君はそんなにも遥か遠いのだろう 虜となる者達は皆

手を伸ばす なぜ君は僕の手には届かないのだろう

僕はこんなにも心から君を思っているのに



どんなに愛しさが募ろうといつも君と飛ぶ夢は幻

日の光の下では決して逢えない僕等は

交わることなど生涯ないのかもしれない


なぜ君はそんなにも美しいのだろう

僕の目にはもう君しか見えていない


なぜ君はそんなにも遥か遠いのだろう 愛しさが募る程

距離は広がって なぜ君は僕の手には届かないのだろう

僕はこんなにも心から君を思っているのに


そしていつまでも叶うことのない思いを胸に抱いて

君に永遠の愛を誓う

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