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Gjallarhorn
躯の中から何かが壊れる音が鳴り響く
狂気を帯びた角笛の音は“不気味”を放ち呼吸すらできない
やがて僕が喰われてしまう前に誰か助けて
僕の心は終末へ向かい歩き出す
負荷に耐えかねた僕を絶壁へと追い込む
もう逃げる場所などありはしない
躯の中から何かの炸裂音が鳴り渡る
咽び泣くように甲高く叫ぶその旋律は運命を奏でる
それは残酷な舞踏会への招待状
僕の命は終末へ向かい歩き出す
負荷に耐えかねた僕を漆黒へと駆り立てる
もう逃げることなど考えられない
人の道を外れ生と死の判断もつかなくなった僕を待っていたのは
終末への始まり
僕の心は終末へ向かい歩き出す
負荷に耐えかねた僕を絶壁へと追い込む
もう“生きる”道など必要ない
僕の命は終末へ向かい歩き出す
負荷に耐えかねた僕を漆黒へと駆り立てる
もう“死する”夢など恐れはしない
『Ragnarok』とシリーズの作品です。