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幻奏楽団キリギリス  作者: 語部 もどき
187/834

Gjallarhorn

躯の中から何かが壊れる音が鳴り響く


狂気を帯びた角笛の音は“不気味”を放ち呼吸すらできない

やがて僕が喰われてしまう前に誰か助けて


僕の心は終末へ向かい歩き出す

負荷に耐えかねた僕を絶壁へと追い込む

もう逃げる場所などありはしない



躯の中から何かの炸裂音が鳴り渡る


咽び泣くように甲高く叫ぶその旋律は運命を奏でる

それは残酷な舞踏会への招待状


僕の命は終末へ向かい歩き出す

負荷に耐えかねた僕を漆黒へと駆り立てる

もう逃げることなど考えられない



人の道を外れ生と死の判断もつかなくなった僕を待っていたのは

終末への始まり


僕の心は終末へ向かい歩き出す

負荷に耐えかねた僕を絶壁へと追い込む

もう“生きる”道など必要ない


僕の命は終末へ向かい歩き出す

負荷に耐えかねた僕を漆黒へと駆り立てる

もう“死する”夢など恐れはしない

『Ragnarok』とシリーズの作品です。

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