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朝空
泣き腫らした目に朝日が染みる午前5時
きっと昨日が変えられないことも明日が見えないことも
すべてを始めるためには大切なことなのかもしれない だけど
“僕はいつまでこのまま先の見えない闇を疾走ればいい?”
僕に残された道と僕が切り開く道が交差して
いつか未来が開けていくまで僕は疾走り続ける
生気のない目に朝日が染みる午前5時
きっと昨日に縛られていることも明日に期待することも
すべてが終わるためには何かが足りないのかもしれない だけど
“僕はいつまでこのまま辿った軌跡を拾い集めればいい?”
僕が選んだ道と僕が切り捨てた道が融合して
いつか過去を手放せるまで僕は拾い集める
“僕の旋律を誰かに聴いてもらうために前を向いて”
僕が歩んだ道と僕が歩み出す道は放物線
いつかすべてが音となるまで僕は奏で続ける
あの朝日と心を交わせる時が来るまで僕は歌い続ける
『昼空』、『夕空』、『夜空』とシリーズの作品です。