花の楽園
今日も目覚まし「ジリリリリリ!」 急いで飛び起きるいつもの朝
だけど1つだけ違うこと 枕の横には見知らぬ封筒
薄桃色の封筒を私はそっと開けてみた
中には真っ白なカードが入っていたけど何も書かれていない
途方にくれる私の不意を突くようにカードが急に光を放つ
あぁ…何が起きてしまったの!?
魔法のようなできごとで私は何かを思い出したみたい
長い間ずっと忘れていた少女のようなロマンチックな心
あぁ…夢の続きが見てみたい
温かい光に包まれて私はすっかり夢心地
だけど気づくと目の前にはバラのように美しい妖精
目をじっと見つめて妖精は私にそっと囁いた
「これからあなたを花の楽園にご招待します。どうぞこちらへ。」
優しく微笑みながら手招きされて私は後ろを歩き始める
あぁ…一体どこへ行くの!?
魔法のようなできごとで私の心は踊り出したみたい
長い間ずっと閉じこめていた子供のような純粋な心
あぁ…夢ならどうか醒めないで
気づけば目の前は一面花畑 行き交う花の精はみんな楽しそう
心ゆくまで歌って踊って時間を忘れるほどに…
魔法のようなできごとは私の心にも魔法をかけたみたい
長い間ずっと目を向けなかった心から笑いあえる心
そう! 夢は見るだけじゃないよね!
今日も目覚まし 「ジリリリリリ!」 急いで飛び起きるいつもの朝
だけど1つだけ違うこと 枕の横には見知らぬ花びら
七色の花びらに私はそっと呟く 「ありがとう」