表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幻奏楽団キリギリス  作者: 語部 もどき
151/834

誰にも言えない気持ちを胸に抱え1人さまよい歩く道


渇いた叫びと空しい嘆きが蒼い空を突き刺し灰色の涙が降り注ぐ


つらい 苦しいと顔を歪めいつかの思い出が蘇る

振り返り来た道を見ても

泥の中に足跡は消え戻ることはかなわない



誰にも触れない心を腕に抱き1人戸惑い歩く道


密かな恐れと激しい痛みが黒い宇宙を貫き

金色の希望が降り注ぐ


つらく苦しい今を受け入れいつかは思い出になってゆき

振り返り来た道を見ても

砂に残る足跡を辿ることなくゆけるその時まで



変わりゆく己の色は闇に呑まれ同化していく

いつか見た白い光をこの手に取り戻したいと願いながら…


堕ちていく この身が この心が いつかの思い出を道連れに

歩み続けた道はいずこへ

海の中をもがき続けたその跡には生きた証が残った

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ