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耳をすませば
波の音を感じながら砂浜であお向けに寝転がる
目の前を流れゆく雲が静かに僕に話しかける
「君は泳がないのかい? こんなに気持ちいいのに
僕は今日も空を気持ちよく泳いでいるよ」
潮の匂いに触れながら冷たい水にそっと足をつける
目の前を通りゆく風が無言で僕に話しかける
「君は泳がないのかい? こんなに気持ちいいのに
僕は今日も空を気持ちよく泳いでいるよ」
遠くにのどかな鳥の歌 耳をすませば様々な声が聴こえてくる
「君は泳がないのかい? こんなに気持ちいいのに
僕は今日も空を気持ちよく泳いでいるよ」