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幻奏楽団キリギリス  作者: 語部 もどき
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翼

見慣れたはずの君の背中 今日はなぜか特別に見える

たくさんの人に元気や勇気をくれたその背中が

一段と輝いて見える


憎まれ口をきいてみたり意地悪をしてみたり

色々な君を見てきたけれど

今君の背中は無言で私に語りかけている


籠の扉を開けて今君は飛び立つ

自由を手に入れたその背中には天使のような翼が見える

そう思う僕の心は君に憧れている



いつも見てきた君の背中 知らない間に大きくなった

たくさんの人に夢や希望を与えたその背中が一段と逞しく見える


辛くて落ちこんでいる時も挫折しそうな時も

共に支え合ってきた仲間達

今それぞれの夢へ向かって大空へ旅立とうとしている


籠の扉を開けて今君は飛び立つ

もう絶対に帰っては来ないだろう それでも帰って来てほしい

そう願う自分の心に僕は戸惑っている



いつか僕も君のように夢を追いかけたい

空虚な僕を充たしてくれたのは君だった

それに気づいた時僕の中の何かが変わった

理解ったんだ 飛び立つのは怖いことじゃないんだと…


籠の扉を開けて今僕は飛び立つ

くじけそうになったとしても僕にはもう翼がある

君がくれたモノのすべてを抱いて温もりを感じながら…

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