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ニートに恋愛ゲームはイジメです  作者: 猫の人
1章 入学前、出会いの嵐
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幕間:フィリス、眠れない夜

かなり短めです。普段の半分くらいしかありません。

 うあぁ~~~ん!!

 ナニやっちゃったかな、自分!

 泣いて、キスして、逃げて!

 訳わかんないよ!!


 今までにないくらい悶えた私は一人ベッドの上で暴れてしまう。

 ごろごろ転がりまわって、ベッドの上、シーツはめちゃくちゃ。この惨状を見たらマリィに怒られちゃうぐらい、私は冷静になれなかった。


 思い出すのは真っ赤な顔をした見た目だけは(・・・・・・)普通の男の子。ティアちゃんの王子様で、私と同じ世界から来た人。

 私に誕生日プレゼントを渡すだけで真っ赤になって照れちゃうあたり、女の子慣れしていない、初心な子だと思う。そこだけは、見た目のままじゃないかな?

 そんな子が、私のために、不器用ながら一生懸命に何かしてくれようとした。

 思い出すだけで顔の火照りが限界超えるよ!


 ただ、ただね。私はこっちに来てからそんなことをしてくれる人もいなかった。頼ってくるみんな(白桜族)戦う相手(貴族ども)ばかりで、支えてくれる人は少ない上に部下だけで、頼れる相手なんていなかった。

 そんな私にあんなことして、フラグがたたないわけ無いでしょうが!!

 昔のトラウマで男嫌いになり、異性を遠ざけていたこともきっと理由のひとつだと思う。免疫がなくなってしまっていたのだ。そんなところに愛娘の恩人で、未来の息子候補で、まだ子供(・・・・)だから、警戒心も沸かなかったから、近くにいることを許していただけなのに。


 ええもう、認めちゃいますよ! 攻略されてますよ! あと一押しされたら攻略済みになっちゃいますよ!!

 私だってあんな紳士(ロリコン)失格の変態じゃなくて、ちゃんとした男の人とお付き合いしてキャッキャウフフしたかったんですよ!?

 忘れてた夢が再燃したってしょうがないじゃないですか!


 ……でも、アル君はティアちゃんの未来の旦那様。私にとっては義理の息子になる存在。

 こっちの世界でも母娘で男を取り合うなんてしたらきっと白い目で見られちゃう。

 ああ、やっぱり不幸な私。



 ……でも、逆にそんなシチュエーションが萌えるって可能性は無いかな?

 NTRは大人の紳士さんたち(エロゲプレイヤー)にとって、人気ジャンルの一種だって言ってた気がするし。

 むしろ、こっちの世界ではそれもひとつの選択だって言っちゃえば納得してくれるんじゃないかな? アル君は「恋愛ゲーム(そっち)方面には疎い」って言っていたし。

 ハーレムルートはみんなが幸せになる、解決策の一種とわかってもらえ…れば……


 駄目でしょ私!!!!


 落ち着きなさい、フィリア。

 私はもう汚れた女。愛される資格なんて無い。

 甘い希望は持っちゃ駄目。

 だから、涙を呑んでティアちゃんと結ばれるのを、笑顔で祝福しなきゃ。

 我慢できないときは昔の友達(しんしたち)の言葉を思い出して! 『イエスロリータ! ノータッチ!』 きっとアル君(ショタ)にも適用されるわ! 今の私が11歳に手を出しちゃ駄目!!



 自分の想いを理性の鎖で縛り付け、決意を胸に何とか思考を立て直した私。

 翌日の朝、そんなもの(一夜漬けの決意)が何にも役に立たなくなることを、このときの私は知らなかった。


 ひきょーもの~。

 秘密を暴いて弱らせて、止めを刺すなんて酷いよ~。

 うぅ。ティアちゃんに、なんて言い訳しよう?

 こうなったら、いつか絶対仕返し(こうりゃく)してやるんだから~~~~!!!!

読んでいただきありがとうございます。

誤字脱字、日本語の間違いなどありましたら指摘をお願いします。 

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