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妻が妻でなかったら
妻の寝顔を見ながら思った。
今の妻が
今の妻が
俺の妻でなかったら
もし 俺の妻でなかったら
俺は俺でなかっただろう
俺は俺なのだが
今の俺は
今の妻が
俺の妻であるから
今の俺があるんだ
妻は絶対
妻の言う事に間違いはない
妻の言う事は絶対
絶対的な服従
俺が望んだ
俺の支配者になるように
俺が頼んだ
俺を服従者にするように
俺は無力だ
俺には何もない
金も
権力も
魅力も
そんな俺を選んでくれた
今は 失いたくない
俺の命を棄ててでも
俺の命が生け贄になるのなら
妻の命を進んで救う
俺の命よりも
妻の命の方が
何万倍も重たいのだから
もし 妻の命が危険になったら
もし 妻が重篤な病になったら
俺の命を捧げよう
綺麗事ではなく
本気で 俺の命を捧げよう
だって
俺が俺でいられるのは
今の俺がここにいるのは
俺の妻が
俺の妻でいてくれたから
だから
妻が妻でなかったら
俺は俺でなかった事になる
妻は俺の全てで
妻が俺の全てで
妻に俺の全てを捧げて
俺の妻でいてもらいたいと思う
俺がいても
俺がいなくても
俺の妻でいてもらいたいと思う
それは
身勝手
俺の身勝手
俺の身勝手かもしれない
けど
今の俺の支えは
妻がいるから
妻がいてくれるから
愛する妻がいてくれるから
だから
妻が妻でなかったら
今の俺はこの世にいない
これだけは断言する
俺にはコイツしかいないと。
クサイかもしれないけど、これが愛なんだろうな。




