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思った事をつらつらと……

生きていれば、誰だって恥はかくもので、生きていれば、格好の悪い事は当然あるわけで、……それの何が悪い?


「生き恥を晒すくらいなら死んだ方がマシ」なんて言葉あるよな。どんな死に方をしたら恥をかかないんだ? どんな死に方をしても結局は故人になる。


坊さん呼んで、戒名付けて、葬式して、生者がドンチャン騒ぎして、死んだ奴の良かったところや悪かったところを口々に言いやがるんだ。


《生き恥》なんて晒してなんぼだろ? 死んだら《それまで》になっちまう。死ぬこと=生きている事じゃない。死ぬこと=生きていたって事だ。


死んだら《生き恥》なんてくそくらえだ。「生き恥晒して何が悪い!?」「生き恥晒して何がいけない!?」どうせ死ぬんだ人間だからよ。


「生き恥晒すくらいなら死んだ方がマシ」じゃなくてよ、「死んで一花咲かせよう」ってならねぇかなぁ? 死んだら終わり。終わったら故人になって、懐かしまれるだけだ。だったら、故人になった時に、いっぱい話題があった方がいいじゃねぇか。


薄っぺらい冊子の人生よりも、分厚い辞書の人生歩んで行こうじゃねぇか。どうせ死ぬんだ。死ぬことからは避けられねぇんだ。《生き恥》晒して《死して生きた故人》になろうじゃねぇか。


そうして生きていりゃあ、恥もへったくれも自分自身の歩んだ道になる。生き様になるんだ。《生き恥晒す》よりずっと格好いいと思うぜ。




鬱の死にたがりが言う事じぁねぇけどな……。


俺だって……って言わんとこ。ただの言い訳になっちまうわ……。








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