物と者
短い文章だからねぇ……。って連載の小説ほったらかしかよ!!
人間って奴ぁ、者である前に物なんだよな。
物であるが故に、人に使われて当然で、人に捨てられても当然なわけだ。
物ってヤツぁ、大切にされる事もあれば、粗雑に扱われる事だってザラなわけだ。大事に大事にされる物もあれば、使い捨ての物だってある。当然だな。
だから者って奴も物として扱われても文句は言えない訳で、物として扱う事も当然なんだわな。
人間って、自分の事は者だと思ってやがるけど、他人の事を物だって思ってやがる奴も大勢いる訳で、物のように扱われてキレる奴もいりゃぁ、物のように扱われて当然だと思ってる奴も当然いやがるわな。
使い道のなくなった者は、所詮者ではなくて物に成り下がる。使い捨ての物でも使い捨てしない者もいる。使い捨てじゃない物を使い捨てみたいに使う者もいる。
当然俺なんかは、使い古した物で、既に者なんかじゃなくなっててよ、者でいると思っているのは自分自身だけでよ、本当は役にも立たねぇ物になってんだわな。
そいつがイッパシの事言ったってしゃあねぇだろうがよ。
使い古された人間なんてのは、使い道のなくなったガラクタみたいな物でよ、リサイクルのしようもねぇ訳だ。
よりによってそんな奴が鬱病だなんてよ。疫病神か! ってんだよな……。
仕事でも疫病神、社会に出たら粗大ごみ。家に居たら何なんだろうな……。