表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/87

まだ見ぬ高み

約七年前の私の姿〜今

頑張れば届くと思っていた


頑張れば叶うと信じていた


あの高みへ


まだ見ぬ高みへ


蜃気楼で見えないけれど


頑張る事で近付けると信じていた


後から来た従者達


易々と私を追い抜いてあの高みへ


頑張りが足りないのだと実感した


従者達は後から後から抜いて行く


私は朝から晩まで頑張った


そして気が付けば燃え尽きていた


頑張りを評価するのは他人


私は私を評価していた


それはただの自己満足


頑張りは無駄足だった



だから


もう


頑張らない


そう決めた


筈だった



地道にコツコツすればいい


頑張らないを決めたのに


私の心は悲鳴を上げる


どうして


どうして上に行けないんだ


と……


そうしてまた


私は頑張らないを目標に


無駄な頑張りをみせている


無駄な頑張りをしてしまう


あの蜃気楼の先


どのような景色が見えるのだろう


そんな思いが心を走る


頑張れば


己の命を


己の心を


磨り減らすだけなのに






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ