16/87
超難解
漢字なんて考えても仕方ないな
破壊と破壊は同義語だ。
しかし、破壊とは何だ?
破壊の「破」は破るという事。
破滅の「壊」は壊すという事。
壊して破るのか?
破いて壊すのか?
同じようで同じじゃない。
壊して破るのであれば、壊した時点で既に「破壊」されている。
破いて壊すのであれば、破いた時点では未だ「破壊」されていない。
同義語なのに同一語なのに、考え、発想を駆け巡らせると、その意味は明らかに別のものへと変化する。
「壊し」て「破く」
「破い」て「壊す」
破壊とは、どちらの意味を持つのであろうか……。
それは、恋愛もしかり。幻想や苦労もしかり。
漢字とは一つで意味を成すにもかかわらず、重複、合体させる事で意味を掻き乱す。
では、数学はどうだ?
数字を学ぶのか?
学んだ数式を活用するのか?
どちらにも「数」と「学」は入っていても、意味は全く違う。
数字を学び、学んだ数字で数式を問き、その答えを学ぶのであれば、数学は、「数学数」となるべきであろう。
日本語、日本に生まれ、日本で育ったにもかかわらず、日本語とはどれほど難解な物かと痛感させられる。
そんな日本語を通じて書く小説や詩、論文や作文。その難しさをどこまで理解しているのであろうか……。




