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異能力者がいる世界  作者: 雷田矛平
七章 ハロウィン、明かされる秘密
200/327

おまけ

シリアス終わりしたせいかはっちゃけにくい……。三本立てです。

<もしも高野彰が二周目だったら>


恵梨「あの、彰さんもスマートフォンに……」


彰「しない」


彰(位置検索なんてされてたまるか)


恵梨「え? ……で、ですけど、風野さんが手続きをしてくれるみたいですし」


彰「しない」


恵梨「い、今どきガラケー使ってるってダサいって思われますよ」


彰「それでもいい」


恵梨「スマートフォンって便利ですし」


彰「電話とメールだけでいい」


恵梨「………………」


彰「………………」


恵梨「しなさい」


彰「分かりました!」


彰(結局回避不可能イベントなんだな)




<ハミルが彰に変装ディスガイスしていた間のことを報告したら>


彰「ところでハミル。首尾はどうだった」


ハミル「あ、そうですね。報告します」


~~報告中~~


彰「………………」


ハミル(私のあまりの演技の高さに彰さんも何も言えないんですね!!)


彰「……なあ、一つ言っていいか?」


ハミル「はい! 何でも言ってください!」


彰「誰だ、それ?」


ハミル「……え?」


彰「まず、初っ端からおかしいぞ。何だよ『恵梨、君は今日も美しいね』って。その後も歯の浮くようなセリフを連発して……」


ハミル「で、ですけど、彰さんってそんな感じじゃ……」


彰「ねえよ。全く……使えねえな」


ハミル「そんなぁ……」


シュンと落ち込むハミル。


彰(ちょっと言い過ぎたか……)


彰「…………まあでも、いきなり言われたにしちゃ上出来だよ」


ハミルの頭を撫でる彰。


ハミル「彰さん…………!!」


彰「あ、こら、すり寄るな!!」


こうしてまた今日もハミルの中で間違った彰が出来上がっていく。




リエラ「それにしても大人が学生に撫でられてこれって……」



<七章 裏舞台>


彰「そのデータの時の俺と、今の俺を一緒だと思うなよ」


由菜「………………」


ディール「器官オーガン四本腕フォーアーム! 力の強化パワーアップ!」


由菜「………………」


彰「まあいい、さっさと終わらせてやるよ」


由菜「………………」


サーシャ「私にとって鹿野田様以外は等しく駒だ。それでは失礼する」


由菜「………………」


彰「日本では忘れっぽいやつのことを鳥頭って言うんだ。今のおまえにピッタリだよ!」


由菜「………………」


彰「謝り倒せば……吹雪一回で終わるかなあ」


由菜(今!)


由菜「……彰。こんなところでどうしたの?」


彰「由菜……!?」

というわけでおまけも終わり! 次章予告!


ーーーーーーーーーーーーーーー

<次章予告>

 十二月を迎えた。

 世間が近づくクリスマスに色めき立つ中、一年二組の空気は良くなかった。


「………………」

「………………」

 一か月に及ぶ意地の張り合い。彰と由菜はあのハロウィンの夜から一言も口を聞かない。


「それが現在の彰さんのルーツ……なんですね」

 それをどうにかしようと恵梨は話を聞く。

 彰が中学二年の時、どのように不良から再起したのかを。

 それは彰の、由菜の、仁志の、美佳の、四人の始まりの物語。


 1st season『科学技術研究会』三章目、第八章『クリスマス、明かされる過去』開幕。



「たとえ細い線でも……ようやく見つけた線です! 逃しはしませんよ!」

 能力者ギルド執行官、ルーク動く。


ーーーーーーーーーーーーーーー


 というわけで第七章『ハロウィン、明かされる秘密』も終わりです。

 明かされる秘密が彰の両親が研究会だったということだけと思わせて、実は由菜に秘密がバレるという意味も込めて付けたタイトルです。


 第八章のタイトルを見て分かるように、この二章で上下編を意識してる感じです。是非お楽しみに。



 次章は初っ端からシリアスのハード展開だぜ!

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