XXX話 キャラ紹介
第五章「夏祭り、後の祭り」開幕!
……の前に、連載一周年記念ということや、第五章まで来てキャラも増えてきたので、それを整理する意味でもキャラ紹介を行いたいと思います。
といっても作者の覚え書きみたいなものなので、そこまで詳しくはないです。
説明は全て第五章開始時点です。
・高野 彰
言わずと知れた本作の主人公。
試験で一位をとる頭脳とは裏腹に、ノリの良い面を合わせ持っていたり、中学時代は不良だったりする。
能力は『風の錬金術』
自分が能力者であることを知ったのが最近であるため能力の熟練度は低い。
遺伝するはずの能力をなぜ彰が持っているのか? 恵梨に話せない中学時代の出来事は何なのか? など、謎の残っている主人公である。
『一年二組』
・水谷 恵梨
高校一年生の四月に科学技術研究会に親を殺され、逃亡生活を送っていたところ、彰と出会い助けられる。現在は彰家に居候している形である。
性格はまじめで優しいのだが、ひとたび怒り出すと彰が暗黒面と呼ぶ冷酷な部分が出てくる。
能力は『水の錬金術』
彰に対する思いは自分の中で決着がついていないため、名前のついてない感情として心の片隅に放置されている。
・八畑 由菜
元気あふれる彰の幼なじみ。
恋する乙女でもあるので、幼なじみから関係を進展させたいと思っているのだが、叶っていない模様。
能力者でないが故に、能力者関係の話が出来ないため、彰はいろいろと隠し事をされている。この現状は、詳細は不明だが、昔、彰と行った何かの約束に反しているようだ。
・西条 美佳
斉明高校の一年生でありながら、その幅広い情報網により学校の情報をほとんど全て把握している。
性格は明るめ。しかし優しいという意味ではなく、ナチュラルに人を攻撃できるような明るさである。
彰、由菜、仁志とは中学以来の親友。
・東郷 仁志
斉明高校一年生、サッカー部所属の男子生徒。
知能指数は低く、沸点も低い。だが、不良というわけではなく、どちらかというとクラスに一人はいる憎めないバカといった立ち位置である。
彰にいじられ遊ばれる姿がしばしば見られる。
『日本の能力者』
・風野 彩香
剣道大会で好成績を収める高校一年生。
性格は冷たいものだったが、彰に負けてからは彰に対してデレの部分を見せる少女。恵梨とは昔からの親友。
能力は『風の錬金術』
幼い頃から能力を使い慣れていたのと、剣道の腕前と合わせて地力は彰以上。
・火野 正則
軽い言動が目立つ高校一年生。
猪突猛進×知能の低さでよく暴走するが、そのストッパー役が妹というどちらが年上かよく分からない兄妹。
能力は『炎の錬金術』
炎の錬金術の応用として火ではなく、エネルギーを操る『念動力』という技を持つ。
・火野 理子
火野正則の妹。中学二年生。
兄とは正反対に頭も良く、まじめな性格。
能力『炎の錬金術』は主に兄を拷問するのに使われる。鮮やかすぎる拷問の手並みは他の錬金術者が真似できないほどの上手さ。
・雷沢 拓也
中二病を患う大学生。
自分が中二病念願の能力者であることから、この世界を物語の中だと思って発言することもしばしば。
能力は『電気』といい、電気を操る能力のようだ。
・光崎 純
ほんわか系大学生。
雷沢とは幼なじみ。その関係以上の想いを寄せるが、雷沢が鈍感なため気づかれていない模様。
能力は『閃光』といい、光を操る能力のようだ。
『異能力者隠蔽機関』
・ラティス
異能力者隠蔽機関の機関長。
見た目は二十代の男性で飄々とした物言いが特徴。
能力『記憶』を使い能力者を見た一般人の記憶を思い出させなくしている。
出自や昔から変わらないと言われてる容姿、異能力者隠蔽機関として活動する理由など不明な点が多い。
・リエラ
異能力者隠蔽機関の一員。
秘書を思い出させる落ち着いた物腰の女性。
能力『空間跳躍』は世界中で隠蔽を行う機関にとって重要な能力。
・ハミル
異能力者隠蔽機関の一員。ちなみにだが、異能力者隠蔽機関の人員はこの三人のみである。
リエラとは対照的に落ち着きのない女性。
能力は『探知』や『念話』、『言葉』など他多数。
なぜ親からの遺伝だけでしか持てない能力を、複数持っているのかは不明。
『科学技術研究会』
・鹿野田 修
科学技術研究会、能力研究部門の室長。
自らが行っている実験のために恵梨の両親を殺している。
物言いはです、ますと丁寧だが、人間をモルモットを見るような目で見ることのできる狂った人物。
現在ラティスの『記憶』により彰と恵梨に関する記憶を忘れさせられている状態。そのため彰と恵梨に安全がもたらされている。
なお、科学技術研究会の全貌や鹿野田の進めている実験は詳細不明である。
・戦闘人形
鹿野田に付き従う少年。
フルフェイスメットで顔を隠している。
科学技術研究会の能力研究部門の総力を結集した存在。主の命令に従い、破壊活動、戦闘活動を何でもとる。
人形の名の通り、自らの意志が無いように思われる。
能力は『風の錬金術』
風野家で無い、つまり遺伝できたはずがないのになぜその能力を持っているのかは不明。
『能力者ギルド』
・ルーク
執行官と呼ばれる、ギルドの戦闘員。
連続殺人事件の犯人、モーリスを追って日本に入った。その事件の解決途上で彰と知り合う。
親も執行官で、周りの期待も高く、それに応えて若くして執行官になったエリートである。
能力は『二倍』
自分の様々な力を二倍に出来る肉弾戦向けの能力。奥義と呼ばれる技があり、其の一が『身体二倍』で二人になる。
其の一という言い方から、奥義其の二、三もあるのではないかと見られるが不明。
『謎』
・ささやき女
女性、ということ以外は不明。
モーリスの起こした連続殺人事件を陰で操っていたと見られる。しかしその目的も不明。
能力者ギルドの見立てによると瞬間移動系の能力者である。
『サブキャラクター』
・畑谷先生
彰の属する一年二組の担任。若い男性でノリがいい。
・八畑 優菜
八畑由菜の母。娘の恋心を分かっており、イジるネタにする。母というより、姉といったほうがしっくりくる距離間の女性。
・佐藤
彰家、八畑家の近所のおばさん。ワイドショー、井戸端会議が好きなよくいるおばさん。
・風野籐一郎
風野彩香の父。大企業アクイナスの社長。
能力者であることを自信の糧にして、一代でここまで上り詰めた。娘には彰と結婚して、風の錬金術を世に残してほしいと思っている。
能力は『風の錬金術』
彰や彩香とは練度比べものにならない。
・中田洋平
日本の能力者の副長を務める。
自信なさげな物言いが特徴だが、風野籐一郎との戦いでは荒々しい面を見せた。
能力は『身体強化』
身体の耐久力が跳ね上げる能力。他人にもかけることができる。
・中田昭代
洋平の妻。豪快な性格で能力は『読心』である。
・毬谷 千鶴
斉明高校の生徒会長。完璧超人。
彰のことを本人以上に高く評価している。
・古月 香苗
斉明高校の生徒会副会長。無口系だが、意外と力は強い。
・中谷 花
文芸部の部長。彰からは名前を間違えて覚えられている(というネタでいじられている)。
・先輩
テニス部の先輩。毬谷と古月とは仲がよい。
・モーリス
アメリカと日本に渡って起きた連続殺人事件の犯人。
娘の復讐ということで行われたそれだが、すべて『ささやき女』のコントロール下だった。
能力は『獣化』
身体能力や第六感が強化されるが、獣の唸り声のようなものしか上げられなくなる。
・上司
能力者ギルドのルークの上司。若い頃は執行官だったが、今は娘と上手くいっていないどこにでもいる父親。
能力者ギルドに勤める以上、能力者なのだろうが詳細不明である。




