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アーティファクト・ギア  作者: 天道
第6章 波乱の二学期突入編
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第69話 光と闇の激闘

天音VSサクラの戦いがますますヒートアップします。


そして、最後には天音の新たな力が……。

俺とサクラの決闘は最初から全力でぶつかり合っていた。

鳳凰剣零式を振るい、炎を繰り出しながら攻撃する。

「蓮宮流、紅蓮爆炎波!!」

巨大な炎でサクラの周囲を巻き込みながら燃やしていく。

サクラは右手に力を込めながら地面を叩きつけて揺らす。

「シャドウ・クエイク!!」

地割れを起こし、影を生み出しながら周囲の炎を消す。

「続けて、シャドウ・テンタクル!!」

影が無数の触手になって俺に襲いかかってくる……これは瑪瑙の時に使った影の連続技。

物理攻撃は利かないけど、属性のある技なら通用する!

「アーティファクト・フォース!!」

霊力を解放して白蓮の天力を混ぜ合わせ、アーティファクト・フォースを発動する。

「蓮宮流、鳳凰炎刃羽!」

鳳凰剣零式から鳳凰の羽根を模した炎の刃が現れ、激しく振りながら散布させて影の触手を燃やし尽くして破壊する。

左手に霊力と天力を混ぜ合わせた力を込め、球体の形にして炎を宿し、そのまま左手の中に握る。

「霊煌弐式・強化!!」

霊煌紋を輝かせて身体能力を強化し、高速で足を動かしながら一気にサクラに近付く。

炎の球体を左手から解放して鳳凰剣零式で切り裂く。

「焔翔鳳凰穿!!!」

球体から炎の鳥が現れるが、サクラは笑みを浮かべてトライファング・ケルベロスから闇のオーラを放つ。

「ファントム・ファング!!」

俺の焔翔鳳凰穿と同じようにケルベロスの三つ首を模した黒い炎が現れ、炎の鳥と激突させる。

しかし、激突した直後に三つ首が炎の鳥を食い千切って己の炎とした。

「霊煌陸式・結界!」

手を前に突き出すと同時に蓮の盾を目の前に作り出して三つ首の炎を防いだ。

「やるな!その体に十二の魂の力を宿しているだけの事はあるな!!」

右目の原罪の瞳には冥界の力を宿している……俺の体に刻まれた霊煌紋に込められた歴代当主の霊力を見抜いたみたいだな。

「ああ!俺の神社の歴代当主達が残してくれた力だからな!」

盾を消し、接近戦に入ってサクラに斬りかかる。

「神社って事は、お前はやっぱり神に仕える人間って事だな!?どうりで他の人間より魂の力が強いはずだぜ!!」

サクラは両腕のトライファング・ケルベロスで斬りかかる鳳凰剣零式を殴って弾き返していく。

「だが、冥界の王に選ばれて力を託された俺には勝てないぜ!!」

連打で猛攻し、俺を追いつめようとする。

サクラ、確かにお前はギリシャ神話に名高いハデスから力を託されたかもしれないけど……。

「氷蓮!!」

顕現陣から氷蓮を出してそのまま左手で構えて振り下ろす。

「おわっ!?危なっ!?」

間一髪で避けたサクラだけど、不意打ちの一撃は効果てきめんだ。

「危ない?それは足元を見てから言うんだな」

「何……?なっ!?足が凍っている!?」

『サクラ・ヴァレンティア。結界エネルギー、6パーセント低下。エネルギー残量、94パーセント』

足元を凍らせたことでサクラの結界エネルギーが少し減った。

氷蓮は氷の属性を持っている蓮宮の神剣、これぐらいの攻撃は造作もないことだ。

今までは蓮煌を中心に炎の力を使ってきたから氷蓮の力を全く使っていなかった。

だけど、璃音兄さんから氷蓮の使い方を学んで氷の力を引き出すことに成功した。

氷蓮の力を最大限に使えてこそ……。

「契約執行!鳳凰剣百式!!」

炎と氷の双剣、双翼鳳凰剣を本当の力で操ることが出来るんだ!

「蓮宮流、双天大蓮華!!!」

交差させた刃を左右に振り払い、炎と氷が混ざり合った巨大な斬撃を放つ。

「響け、破壊の咆哮!ケルベロス・ハウリング!!ウォオオオオオオオオオオオオッ!!!」

サクラの喉とトライファング・ケルベロスから破壊の音波を響き渡らせて自分を縛った両足の氷を破壊し、更に俺が放った双天大蓮華に大きなひびを入れて崩壊した。

「危ない危ない。氷の属性を持つ剣か……面白いじゃねえか!!」

「そう言いながらも、余裕じゃないか……」

俺とサクラはお互いに睨み合いながらアーティファクト・ギアを構え直す。

『いやー、これは凄い!お互いの攻撃が拮抗していて全く結界にダメージを与えられないです!』

『攻撃を攻撃で打ち消して更なる攻撃を繰り出す……なかなか燃える展開じゃねえかぁ!』

『しかし、そろそろ戦法を少し変えなければこの先は難しいですよ。戦法がワンパターンでは攻略されるのも時間の問題ですからね』

実況席の雫先輩の言う通りで戦法を変えないといけなくなる……それなら、霊煌紋の霊操術を使って新しい戦法で戦うしかない!

「霊力、解放!!」

霊煌紋から霊力を解放し、歴代当主から受け継がれた霊操術を繰り出す。

「霊煌拾式・夢幻!!」

夢と幻を生み出す空間を展開し、周囲の空間を大きく歪ませる。

「これはもしかして……幻術か!?」

「その通りだ。更に、霊煌伍式・刀剣!!」

霊力で構成して生み出した刀剣を召喚し、俺の周囲に配置する。

「幻術の次は刀剣を召喚しただと!?」

霊力で刀剣を浮かせ、弾丸の如きスピードで一斉に発射する。

「刀剣乱舞、無限の剣撃!!」

一斉に襲いかかる刀剣にサクラはトライファング・ケルベロスに力を込めて、何度も息を大きく吸い込んだ。

「こぉお……はぁああっ……ハウリング・インパクト!!」

さっきの全方位の咆哮とは違い、轟音の威力を圧縮して放出し、俺が放った刀剣を全て弾き返した。

「なかなかやるじゃ――ドゴォッ!?な、何だぁ!?」

サクラの頭上から大鎚と棍棒が降り注いでダメージを与える。

『サクラ・ヴァレンティア。結界エネルギー、21パーセント低下。エネルギー残量、73パーセント』

降り注いだ鈍器でサクラの結界にダメージを与える。

「天音!な、何をしたんだ!?」

「夢幻と刀剣の連携技……と言えば分かるよな!」

夢幻の幻術で武器を幾つか隠してサクラの死角から攻撃した。

お陰でサクラの結界エネルギーの二割を奪えた。

「くっ!お前も相当規格外な力を持っているな……だが!!」

サクラの体から闇のオーラが一気に溢れ出して霊操術の夢幻で形成した幻術空間を逆に飲み込んで不気味な暗い空間を作り出してしまった。

「俺も冥界の力を操っているんだ……今度は『死』の力を見せてやるよ!!」

フィールドの地面が歪んでいき、ゆらゆらと揺らいで何かが現れ出る。

それは武装した骸骨の姿をした幽霊だった。

『『『クケケケケッ!!』』』

「亡者の操り人形……ゴースト・マリオネット!!」

骸骨の幽霊から魂の力を感じるあれは本物の幽霊だ。

『こここ、これは本物の幽霊!?ハデスさん、これは一体何なんですか!?』

『これはぁ、冥界に送られた罪人の魂共だぁ。冥界で決められた罰の一つでサクラの操り人形として冥界から召喚出来るんだぜぇ』

『これは天音さんにとって思わぬ伏兵ですね……一対一の決闘に多数の幽霊が乱入した感じですから……』

雫先輩の心配した声が聞こえる。

確かに俺にとって不利な状況になったかもしれないけど、だからって俺は怯むつもりはない。

「かかってこい、サクラ!そして冥界の亡者!!」

「言われなくても……やれ!!」

サクラの命令で亡者達が一斉に俺に襲いかかる。

「破っ!!」

亡者の数は数百以上はいる。

周囲からの次々来る亡者の攻撃に気を付けながら双翼鳳凰剣で斬り倒していく。

しかし……。

『蓮宮天音。結界エネルギー、4パーセント、3パーセント、7パーセント低下。エネルギー残量、86パーセント』

怒涛の荒波のように来る亡者達の攻撃で徐々に結界エネルギーにダメージを与えられている。

一撃一撃のダメージは小さいけどこのままだと大きなダメージになってしまう。

「アーティファクト・フォース!!」

一度発動が終わったアーティファクト・フォースを再び発動して霊力と天力を混ぜ合わせた球体をたくさん周囲に配置して双翼鳳凰剣で切り裂く。

「焔翔鳳凰乱舞!!」

全方位に火の鳥が飛翔し、俺を取り囲んでいた亡者達を一掃する。

そして、サクラの方を向いた瞬間、目を疑った。

「はっ、もうやられちまったか……だが良い時間稼ぎにはなったぞ!」

サクラの体が輝くと共にトライファング・ケルベロスから三つの砲口みたいなのが突き出てそこに闇のエネルギーが収束される。

サクラの纏っている光は紛れもなくアーティファクト・フォースで、あれは必殺技のギアーズ・ブレイクで威力のある砲撃だと気付いた。

そして、冥界から召喚した亡者達は単なる伏兵ではなく、砲撃にエネルギーをチャージするための時間稼ぎとして利用していたことも……。

「ぶっ飛べ、ケルベロス・キャノン!!」

三つの砲口から特大の闇の砲撃が発射され、一直線に俺に向かってくる。

強化の霊操術ですぐにこの場から退避しようと思ったが、出来なかった。

『『『クキキキ、ケケケッ!!』』』

破壊した亡者の一部が俺の足下に集まり、足にしがみついて俺を動かなくしている。

「くっ!?」

伏兵に時間稼ぎ、そして足止め……ここまで考えて召喚したわけか。

何度もお前は凄いと思うよ、サクラ。

退避が無理なら、防御をするしかない!

「霊煌陸式・結界!!!」

霊力の盾を瞬時に生み出すがこれだけじゃ足りない。

「霊力解放!“霊煌五重結界”!!」

霊煌紋の霊力を解放し、盾の前に更に四つの盾を重ねるように生み出し、五重の盾を形成した。

今出来ることはこれしかない。

頼む、耐えてくれ。

そして、サクラが放った闇の砲撃が五重の結界に直撃した……。




ドゴォオオオオオン!!!




闇の力と霊力の衝突による大爆発が起き、フィールド全体が爆発による衝撃波に襲われた。

もちろん俺とサクラもその衝撃波によりぶっ飛ばされ、AGアリーナの壁に激突する。

「うがっ!?」

「ぐあっ!?」

『蓮宮天音。結界エネルギー、48パーセント低下。エネルギー残量、38パーセント』

『サクラ・ヴァレンティア。結界エネルギー、35パーセント低下。エネルギー残量、32パーセント』

壁に激突した事により二人同時に結界エネルギーが大量に低下し、残り半分を切ってしまった。

『ちちうえ、だいじょうぶ?』

「ああ、何とかな……」

『『『グルゥ……』』』

「心配するな、ツバキ。俺はまだまだやれる!!」

お互いのアーティファクト・ギアから契約者を心配する契約聖獣の声が聞こえる。

そろそろ、戦いも終盤かもしれない……ここで一気に決着を付ける!

「蓮宮流剣術奥義!!」

双翼鳳凰剣を重ねてアーティファクト・フォースの力を纏わせて鳳凰の翼を幾重にも重ねる。

「光り輝け、鳳凰の――――」

光り輝く鳳凰の翼によって鳳凰光翼剣を造りだそうとしたその時。




「カースド・ダークネス」




眩い白い光を放つ鳳凰の翼が一瞬で真っ黒に染まり、黒い羽根が弾け飛んで俺の真上で舞い散る。

「え……?」

俺は何が起きたのか理解出来ずに呆然とその黒い羽根を見つめた。

そして、サクラは不敵な笑みを浮かべ、俺に向けて言い放つ。

「天音。俺がこの三日間何もしないと思ったのか?お前に勝つために冥界に送った瑪瑙と戦った時の記憶を見させてもらった」

「瑪瑙と俺が戦った時の記憶……?」

「その中で瑪瑙が特に強く記憶に刻んでいたのは、お前がその二つのアーティファクト・ギアで使った鳳凰光翼剣だ!」

鳳凰光翼剣は瑪瑙を倒す時に初めて使った技だ……瑪瑙からして見れば自分を倒した技だと強く印象に残っているのも無理はない。

「俺はその剣を天音の必殺技だと推測して、お前の紅い剣のアーティファクト・ギアに“呪印”を打ち込んだんだ」

「呪印、だと!?」

今まで気付かなかったが、鳳凰剣零式をよく見ると刃に黒い紋章が刻まれていた。

まさか……トライファング・ケルベロスと打ち合った時に刻まれていたのか!?

「その呪印には闇の力が込められている。お前が鳳凰光翼剣を使う時、呪印から大量の闇の力が流れて光の力が崩壊するように仕組んだんだよ!」

サクラの姿が俺の視界から一瞬で消えた。

「なっ!?うあっ!?」

気が付いた時には渾身の一撃を俺の腹部に放ったサクラが目の前にいて、再び俺は壁に激突した。

『蓮宮天音。結界エネルギー、25パーセント低下。エネルギー残量、13パーセント』

不意を突かれた今の一撃で遂に結界エネルギーが一割となってしまった……。

闇の力で崩壊したが、鳳凰光翼剣を形成する際に霊力をかなり消費してしまった。

サクラ、お前はこうなる事を初めから予想していたんだな。

何という策士、敵ながら天晴れと言うしかない……。

「さぁ、天音……そろそろ終わりにしてやる」

「くっ、まだ……終わらせない!」

俺は双翼鳳凰剣を杖代わりにして立ち上がる。

「残念だがお前に勝機はない……千歳は俺がいただく!」

「ふざけるな!!千歳は、俺の女だ……誰にも渡さない!!」

そうだ、この戦いに負けるわけにはいかない。

千歳を……大切な人を奪われるわけには絶対にいかない!!

たとえ俺の霊力が空っぽになっても……結界エネルギーが最後まで残る限り、俺は諦めない!!

闘志を奮い立たせ、俺は双翼鳳凰剣を構え直す。

「まだ闘志が尽きないか……それでこそ、俺が認めた唯一の好敵手(ライバル)だ!」

サクラの体からまだ大量の闇の力が溢れ出す。

くっ、まだこんな力が残っていたのか!?

その力に圧倒されそうなその時、俺とサクラの間に一つの影が降り立った。




『『『がおっ!!』』』




それは小さな黒い影だった。

「黒、蓮……?」

黒蓮と名を付けたそれはサクラの契約聖獣だった小さなケルベロスだ。

サクラは突然現れた黒蓮に苛立って怒鳴りつけた。

「お前……何をしているんだ!?そこを退け!!」

『『『ぐあぅ!ばう、ばうっ!!』』』

「天音を助ける、俺も戦うだと……?いい加減な事を――」

『『『ガァアアアアアアアアアアアアッ!!!』』』

サクラの言葉を遮るように黒蓮は元の巨大な姿に変身して威嚇の咆哮を上げた。

「本気か、だったら考えがあるぜ……おい、天音!」

「何だ?」

「今すぐにケルベロスと……黒蓮と契約をしやがれ!!」

「はぁ!?」

「ハデスの親父!良いだろう?」

俺の意志に関係なくサクラは実況席にいるハデスに向かって聞いた。

『ハ、ハデスさん、これは……』

『うーん、サクラめ面白いことを考えてやがるなぁ。良いだろう、認めようじゃねえか。おい、蓮宮天音ぇ!今すぐに黒蓮と契約しやがれぇ!!』

ハデスからの命令に近い言葉に俺は混乱と戸惑いが同時に来てとにかく困った。

いきなり黒蓮と契約しろと言われても……。

『ちちうえ、やろうよ』

「白蓮?あっ……」

双翼鳳凰剣の契約が解除され、元の蓮煌と氷蓮に戻った。

『あともういっぽん、ぎんいろのけんをだして』

「銀色の剣……?はっ、もしかして……」

最初は何だか分からなかったけど、すぐに閃いた。

顕現陣の中から取り出したのは先月の誕生日にお忍びで日本に来ていたセシリアからプレゼントされた剣だ。

マーリンが作ってくれた銀色の魔法剣……白蓮は蓮煌と氷蓮を合わせたこの三本の剣で黒蓮と契約しろと言っているんだ。

黒蓮の三つ首に三つの契約媒体の剣はアーティファクト・ギアとして良いのかもしれない。

俺は意思を確認するために黒蓮の瞳を見つめる。

「黒蓮、本当に良いんだな?」

『『『ガオッ!!』』』

「よし。分かった……今日からお前は俺の契約聖獣で、俺の子供だ。よろしくな!」

『『『ワンッ!!』』』

黒蓮は嬉しそうに吠え、俺も嬉しさから笑みが零れる。

「白蓮、契約の陣だ!」

『うん!』

地面に白蓮の天力で刻まれた炎の契約の陣が現れる。

その契約の陣の上に乗り、蓮煌と氷蓮、そして銀色の魔法剣――『銀蓮』を地面に突き刺した。

魔法剣には特に名前が付けられていなかったので、今思いついたこの名前がこの魔法剣の名前だ。

そして、三本の剣と共に俺は黒蓮とアーティファクト・ギアの人獣契約を結ぶ!

「我が名は“蓮宮天音”……我は汝と契約を望む者也!この万物に連なる器具に汝の肉体と魂を一つに!!汝と我が魂を繋ぎ、新たな姿となれ!!」

久しぶりに詠唱する呪文を思いのほか覚えていてすぐに唱えることが出来た。

黒蓮の体が光の粒子となり、契約媒体である蓮煌、氷蓮、銀蓮の三本の剣に入り込んで光と魔法陣を帯びた。

「人獣契約執行……神器、“アーティファクト・ギア”!!」

俺にとって通算五つめのアーティファクト・ギア……俺と黒蓮の絆の証が誕生する。

それは闇の力を秘めた三つの剣……刀身は混じりけのない黒曜石のように綺麗な漆黒の刃。

唾がケルベロスの顔を模しており、三つの剣でケルベロスの三つ首を現していた。

そして、宙を浮きながら俺の周りを舞うように動いている三つの黒い剣をこう名付けることにした。




「アーティファクト・ギア……“冥覇獣神剣(めいはじゅうしんけん)”!!!」




体には白蓮の鳳凰之羽衣と鳳凰剛柔甲を身に纏い、武器には黒蓮の冥覇獣神剣……俺達三人の絆が造り出した新たなアーティファクト・ギアの姿がここに誕生した。

「さあ、Show Time Againだ!!!」




.

遂にやってしまいました。


天音と黒蓮が契約を結び、新たなアーティファクト・ギアを誕生させてしまいました。


次回、天音と桜の戦いが決着を迎えます。

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