設定集 作中用語(12月28日更新)
作中用語を改めて投稿し直しました。
ネタバレになるのでご注意です。
『人間界』
人間や動物などの生物が住む世界で、別名・地球と言われている。
世界各地には美しい自然があると共に国独特の科学技術や文化が発展している。
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『聖霊界』
人とは異なる存在である神、精霊、魔物、妖怪、幻獣などが住む人間界とは別のもう一つの世界、異世界と言われている。
聖霊界の具体的な広さは未だに判明しておらず、神々が住む国、ドラゴンが住む山など想像を絶する場所があるらしい。
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『聖獣』
聖霊界に住む神、精霊、魔物、妖怪などの住人の総称であり、神に属する存在の場合は聖神と呼ばれている。
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『アーティファクト・ギア』
人間と聖獣の絆の証と呼ばれる神器。
契約者である人間の持つ道具と契約聖獣の肉体と魂を一つに融合させる事で誕生する。
アーティファクト・ギアは契約媒体や聖獣の性質、または契約者の性質によってその形は多種多様であり、武器になるものから人の役に立つものなどがある。
基本的にアーティファクト・ギアは一つしか生み出すことが出来ないが、蓮宮天音と白蓮のように複数のアーティファクト・ギアを生み出す異例などがあり、無限の可能性を秘めている。
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『世界人獣協会』
人間と聖獣の永久の友好を深めるために設立された唯一無二にして世界最大の協会。
アーティファクト・ギアの運用や人間と聖獣の付き合い方などの法律を定めている。
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『天聖学園』
日本にある人間と聖獣が通うための国立の高等学園。
中学校を卒業した子供達は必ず天聖学園に入学することが義務付けられており、教育費や生活費を全面的に国が負担してくれる。
日本における聖獣の召喚とアーティファクト・ギアの契約は世界人獣協会の監修の元、全て天聖学園が行っている。
生徒の自主性や聖獣との絆を深めるために天聖学園は全寮制で一年の大半を学園で過ごすことになる。
天聖学園にはアーティファクト・ギアを使用して行う授業が存在するため、その契約者とアーティファクト・ギアの能力に適した学科が四つある。
その四つとは文化系の『芸術科』と『芸能科』と、運動系の『競技科』と『戦技科』。
芸術科はアーティファクト・ギアによって製作する美術・文芸・音楽などの芸術技能を学ぶ学科。
芸能科はアーティファクト・ギアのみならず、人間や聖獣の身体で芸術作品を表現する演劇や歌の技法を学ぶ学科。
競技科は人間の肉体とアーティファクト・ギアによって行われるスポーツ競技におけるアスリートを育成するための学科。
そして、戦技科は戦闘に適したアーティファクト・ギアの戦闘技術を学び、訓練する学科。
また、人獣契約にて契約媒体に武器を使用する生徒が多いので、この学科は四つの学科の中でも特に人気で選択する生徒も必然的に多い。
天聖学園は北海道・東北・関東・中部・関西・中国・四国・九州の各地方に合計八つの学校があり、それぞれの地方によって文化や風習などで授業内容などが若干異なる。
更に、天聖学園各校には消耗した聖獣に力を与える『聖霊樹』と呼ばれる特殊な力を持つ樹が植えられている。
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『天星導志』
天の星に導かれ、同じ志を持つ者達。
世に蔓延る悪を滅し、弱き者を助ける正義の組織。
その存在は不明で、いるかどうかも分からないが、五十年前に人間界と聖霊界で起きた『大戦』で活躍した英雄的な組織であり、世界中にその名を轟かせた、悪人の天敵でもある。
メンバーについてはあまり知られていないが、『氷帝』の異名を持つ璃音と姉の花音は天星導志に所属しており、常に世界中を飛び回って悪人や悪の組織をぶっ潰している。
また、本部はどこにあるかは不明。
世界のどこかにいる正義の心を持ち、悪を倒す気持ちのある人間の前に天星導志のメンバーが突然現れてスカウトするらしい。
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『聖霊狩り』
人間のパートナーである聖獣を狩る者達。
貴重や能力の高い他人と契約している聖獣を奪い、無理やり自分と契約させて強力なアーティファクト・ギアを生み出したり、聖獣をコレクションにする人間に高く売ったりするなど、残虐非道な事をする存在である。
聖霊狩りの組織は数多くあり、世界中で聖獣の誘拐事件などが起きているが、正義の組織である天星導志の活躍で壊滅している。
しかしそれでも欲望がある限り聖霊狩りの存在は消えることはないと言われている。
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『気力』
人間の体に宿る生命エネルギーを圧縮して解き放つ事で扱えるエネルギー。
肉体と精神を鍛えることで扱うことが可能。
気力は主に身体強化に特化しており、アーティファクト・ギア使いにとって必須条件の能力である。
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『魔力』
森羅万象、万物に宿る自然エネルギーを体に吸収する事で扱えるエネルギー。
気力とは違い、精神を特に鍛えることで扱うことが可能だが、扱いが難しく魔法使いや魔女にしか使えず、魔力は強力な術である『魔法』を発動するために必要なエネルギーである。
また、悪魔や魔族などの邪悪な存在が使用する力でもある。
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『霊力』
人間に宿る魂の力を解放する事で扱えるエネルギー。
気力や魔力とは違い、鍛錬して扱えるものではない。
ほとんどの人間の持つ魂の大きさは決まっているが、時折大きな魂を持つ人間が生まれることがあり、それによって霊力を扱えることが出来る。
ただし、蓮宮一族だけは例外でその血を継いでいる人間の大半は魂が大きく、霊力はとても高い。
霊力は基本幽霊や妖怪などの人の目に映らない異形を見ることが出来るが、使い方によって大きな力を発揮する事が出来る。
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『神力』
世界中に存在する『神』と呼ばれる存在が持つ強大な力。
各々の神の持つ能力や属性によって様々な効果を発揮する。
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『天力』
神聖な聖獣の身に宿している力。
神の持つ神力に比べると力は弱いが、アーティファクト・ギアでは契約者に一時的に大きな力を与える。
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『AGバトル』
正式名称、アーティファクト・ギア・バトル。
武器タイプのアーティファクト・ギアを使って戦う対戦バトル。
アーティファクト・ギアの契約が始まってから生まれたスポーツ感覚のバトルで人間界で最も普及しており、大人気である。
AGバトルの参加条件はアーティファクト・ギアを使用出来ることと世界人獣協会公式の装飾型結界装置、ガーディアン・アクセサリーを装備することが必須。
2体2のタッグバトルやバトルロイヤルなど様々なバトルスタイルがあるが、共通勝利条件としてはアーティファクト・ギアで攻撃し、相手のガーディアン・アクセサリーのエネルギーをゼロにしたら勝利である。
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『ガーディアン・アクセサリー』
世界人獣協会が公式に配布している結界装置であり、待機状態はカードの形をしており、ガーディアン・カードと呼ばれている。
カードには使用者とその契約聖獣の絵が描かれており、その絵に描かれた本人にしか使用することが出来ないため、一人一枚しか所持することを許されない。
発動中は使用者の体を包むようにあらゆる攻撃から身を守る結界エネルギーを張っており、攻撃を受ける度にエネルギー残量が減少していく。
また、バトル中などに残った結界エネルギーで防ぐことの出来ない強力な光景を受けたとき、使用者を守るために『緊急防御システム』が発動して使用者か周囲の空間から結界エネルギーに使用できる気力や魔力などの力を強制吸収してエネルギーをチャージし、結界を強化して使用者を守る。
使用した後は周囲の空間などから気力や魔力などの力を吸収し、約一時間前後で結界エネルギーを回復する事が出来る。
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『混血』
古来より人間と聖獣は深い関わりを持っているため、人間と聖獣の間に生まれる存在が世界中数多くいる。
それらを混血と呼び、古来では特に忌み嫌われており、一時期迫害されたこともあった。
現在ではアーティファクト・ギアの普及により混血の存在を認められ、世間では気にしていない人間がほとんどだが、混血を認めない人間や聖獣も少なからずいる。
混血の人間は特殊な力を持つ場合が多く、AGバトルで登場する事も少なくない。
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『魔人』
元は人間だが、禁忌の魔術的な儀式や邪悪な力を持つ道具などによって、混血よりも強力な力を手にしてしまった者。
所謂、人間の器を捨てた人外の化け物であり、一度魔人になると二度と人間に戻ることは出来ない。
ただしその代わり、魔人になると神にも近い強力な力を得ることが出来る。
不老不死の魔女であるアリスティーナ・D・クレイプスコロも実は邪悪な魔術の儀式によって生まれた古の魔人であり、十三の精霊のエレメンタル・スピリッツもアリスが儀式を受けた時に生まれた存在である。
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『アーティファクト・フォース』
契約者とアーティファクト・ギアの中にいる契約聖獣のシンクロ率が100パーセントになった時に発動出来る技。
契約者の気力や魔力などの『力』とアーティファクト・ギアの契約聖獣の神力や天力などの『力』が混ざり合うことで契約者の身体能力が数倍に向上し、アーティファクト・ギアの攻撃力アップや特殊能力が付与される。
ただし、混ざり合う力は必ず全く異なる力でないとアーティファクト・フォースは発動せず、異なる性質を持つ二つの力が反発し合う事でアーティファクト・フォースの力が増す。
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『ギアーズ・ブレイク』
アーティファクト・フォースの発動中にのみ使用出来るアーティファクト・ギアの必殺技。
通常のアーティファクト・ギアで使用出来る技よりも強力な技である。
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『ギアーズ・オーバー・ドライブ』
アーティファクト・ギアの奥義と呼ばれる強力な力。
アーティファクト・フォースを第一段階の解放とすると、ギアーズ・オーバードライブは第二段階の解放だが、その第二段階を解放するには契約者と契約聖獣が真に心を通わせないといけないが、発現するのはとても難しい。
ギアーズ・オーバー・ドライブはアーティファクト・ギアの能力を大幅に強化した状態でもあり、武器タイプのアーティファクト・ギアなら一軍隊の戦力にも匹敵する。
ただし、契約者が未熟の場合は身体にダメージを受けるなどの影響がある。
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『蓮宮一族』
霊力の扱いに長けた一族で、様々な霊力の使用法を開発していた。
初代当主『蓮姫』の血を受け継いだ人間の大半は人に比べて膨大な霊力を有している。
本家は大輪の蓮の花が咲き誇る『蓮宮神社』と呼ばれる神社でかなり大きく、天音は蓮宮神社の次期当主である。
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『御剣一族』
先祖が剣神で体の一部を強靭な刀剣にする事が出来る混血の一族。
しかし、時代と共に衰退し、御剣迅が最後の生き残りとなっている。
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『鳴神一族』
先祖が雷神で雷を自由自在に操る事が出きる混血の一族。
御剣一族と同じく衰退はしていっているが、その一族の人間は全国各地に点在している。
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『鬼人』
魔人を生み出す事以上に禁じられた邪悪な術と言われ、禁忌の魔術などの力で人間を捨てた化け物の力を得る魔人よりも恐ろしい術で作り出された存在。
この世界において何よりもやってはいけない大きな罪が自らの契約聖獣を殺すこと。
その罪を犯した者は死後も魂が永遠に苦しむことになると言われている。
そして、その殺した契約聖獣の肉を契約者が喰らうことでその契約聖獣の全ての力と能力を引き継ぎ、魔人以上の大きな力を持った化け物が生み出される。
しかし、その代償はとても重く、精神が崩壊したり、肉体の一部が失われるなどのリスクが必ずある。
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『アーティファクト・ギア(合身型)』
アーティファクト・ギアの契約媒体は契約者の持つ道具が普通だが、稀に契約者の肉体の一部を契約媒体にして契約する事で、新たな可能性を持つアーティファクト・ギアとなる。
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『ダブルパートナーシステム』
近年、世界人獣協会で新たな人獣契約システムとして考案されているシステム。
契約聖獣は基本的に一人に一体だが、他人の契約聖獣を譲り受けるなどして、二体以上の聖獣と契約をする事が出来る。
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『二重契約執行』
二体以上の契約聖獣で、一つのアーティファクト・ギアを誕生させる驚異の人獣契約である。
他のアーティファクト・ギアに比べて何倍もの強大な力を秘めている。
しかし、二重契約執行による未知なる力の影響により、契約者と契約聖獣の契約にバグが起こしてしまい、契約をする事が出来なくなるなどの影響が起きてしまう。
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『霊操術』
蓮宮神社に代々受け継がれている霊力を使った術。
生まれつき膨大な霊力を有する蓮宮の人間だからこそ使える秘術で、主に戦闘に役立つものが多い。
一例としては身体能力を上げるものや、空中を歩くことができる『空歩』がある。
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『霊煌紋』
蓮宮神社の当主が受け継ぐことになっている蓮の紋章の刻印。
刻印は体に直接刻まれ、初代から十二代目の当主の全ての霊力と歴代当主が開発した特別な霊操術を使用する事が出来る。
当主の座に就く際、その者の精神世界にて霊煌紋に込められた歴代当主の魂と対面した後に継承される。
継承される前は巻物の中に封印され、投手を継ぐ時が来るまでに厳重に保管される。
『霊煌壱式・破魔』
蓮宮初代当主・蓮姫が生み出した霊操術。
生命に仇なす『魔』を破壊する力であり、魔物や妖魔などの邪悪な存在に多大なダメージを与えることができる。
『霊煌弐式・強化』
蓮宮二代目当主・蓮宮乙音が生み出した霊操術。
術者の身体能力や五感などを文字通り一時的に強化することができる。
『霊煌参式・治癒』
蓮宮三代目当主・蓮宮魅音が生み出した霊操術。
生命が負った怪我を治すことができ、また体力や精神力を回復させることができる。
『霊煌肆式・斬撃』
蓮宮四代目当主・蓮宮初音が生み出した霊操術。
刃のある武器に霊力を纏わせて振るうと、霊力が巨大な斬撃となって敵を切り裂くことができる。
『霊煌伍式・刀剣』
蓮宮五代目当主・蓮宮剣音が生み出した霊操術。
霊力で術者の思い描いた武器を作り出して周囲に展開する。
ある程度の強度があり、壊れると元の霊力となって空中に分散する。
『霊煌陸式・結界』
蓮宮六代目当主・蓮宮朱音が生み出した霊操術。
蓮の花の形をした霊力で作り出した強力な楯を形成する。
複数重ねたり、周囲に展開して守りを固めることもできる。
『霊煌漆式・封印』
蓮宮七代目当主・蓮宮玲音が生み出した霊操術。
対象の力を一時的に文字通り封印することができる。
最大出力で発動すれば千年近い封印の力を使えるが、天音はまだ使いこなせていない。
『霊煌捌式・憑依』
蓮宮八代目当主・蓮宮音夜が生み出した霊操術。
術者の魂を一時的に他の生命や物質の中に入れることができる。
ただし、この霊操術を使用している間は肉体が無防備となり、憑依した魂が壊れると術者も死ぬ。
『霊煌玖式・浄火』
蓮宮九代目当主・蓮宮玖音が生み出した霊操術。
霊力で生命には無害の熱くない浄化の炎を作り出して、汚れや不純物などを灰にして完全に燃やし尽くす。
『霊煌拾式・夢幻』
蓮宮十代目当主・蓮宮雷音が生み出した霊操術。
霊力で幻術を発生させて、敵に夢や幻を見せることができるが霊操術の中でも扱いが特に難しい。
『霊煌拾壱式・記憶』
蓮宮十一代目当主・蓮宮織音が生み出した霊操術。
術者、もしくは術者が触れた者の記憶を映像として映し出す。
『霊煌拾弐式・覚醒』
蓮宮十二代目当主・蓮宮詩音が生み出した霊操術。
術者の秘められた潜在能力を引き出し、一時的にあらゆる能力を底上げすることができる。
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書いてほしい設定があったらぜひコメントをお願いします。




