ここまでのあらすじ(旅の始まり〜フォーンシティ到着)
第2話:嵐の夜明け 〜 第7話:三つの影
までの、追加の登場人物紹介とあらすじ。
《登場人物紹介》
■ヴァージニア・ブローディ
年齢:25歳
分類:正典
残響:〈導灯の残響〉
概要:
監査局第二課・観測情報局所属の女性隊員。
冷静沈着で感情表現は乏しいが、任務に対する責任感は強い。
戦闘能力は高くないものの、残響能力を応用した索敵・誘導・追跡に長けており、観測任務では高い評価を受けている。
アマネ捕縛任務では光による精神誘導と罠を組み合わせた作戦を展開したが失敗。
任務よりも「捕捉」が主目的だったことを後に知らされる。
■グレース・ユルスナール
年齢:50〜60歳前後
分類:正典
残響:〈■■の残響〉(未観測)
概要:
七大陸のひとつ、リムランドを統べる筆聖。
大書院の最高権力者の一人であり、世界の記録と秩序維持を担う存在。
威厳と慈悲を併せ持つ外見とは裏腹に、秩序維持のためなら非情な判断も辞さない現実主義者。
アマネの異常を「記録から外れた存在」と捉え、監視と調査を命じる。
存在消失現象との関連を疑い、事態の中心人物として注視している。
■アイン・カフカ
年齢:28歳
分類:外典
残響:〈■■の残響〉(未観測)
概要:
反体制組織《断章の詩》所属の戦士。
橙髪に眼帯、豪放で好戦的な性格だが仲間想いで義理堅い。
戦闘狂気質だが、本質は「外典として生きる覚悟」を持つ人物。
存在消失現象によって仲間ノエラを失い、その原因を追うため行動中。
アマネを手掛かりとして接触するが、最終的には協力関係を提案する。
■カムイ・ボルヘス
年齢:26歳
分類:外典
残響:〈■■の残響〉(未観測)
概要:
《断章の詩》所属の技師。
小柄で飄々とした性格だが、機械・装置開発の天才。
知識と残響能力を組み合わせ、短時間で高度な装置を製作できるほどの能力を見せた。
***
《あらすじ》
災厄の外典・カズヤと、残響を持たない少女・アマネ――
「世界に拒まれたふたり」は手を取り、
助けがあるというフォーンシティを目指して逃走の旅に出る。
一方で、彼らが旅をしているリムランドの大陸各地で、
人々が次々と消える――“存在が消失する”という現象が発生していた。
逃走の旅の裏で、静かに、着実に世界に異変が起きていた。
そして、彼らを追う大書院では、筆聖が静かに動き出す。
筆聖――それは世界の七大陸をそれぞれ統べる、七名の最高責任者。
そのひとりであり、リムランドの管理を担当する筆聖、
グレース・ユルスナール卿。
彼女は、アマネと“存在の消失現象”の調査に向け、動き出していた。
アマネが残響を失った日と、“存在消失”第一報の日は同じ。
史上初の異常が同時に発生したのなら――もはや偶然ではない。
それは、世界の秩序を揺さぶる危険を孕んでいた…。
ふたりが辿り着いたフォーンシティの下層では、別の炎が燻っていた。
大槍を操る外典の男・アイン。
機械を瞬時に組み上げる技師・カムイ。
彼らは、消えた仲間ノエラを取り戻すために“存在の消失現象”を追っており、アマネを重要な手掛かりとして探していた。
災厄の外典と、残響を失った少女。
秩序の守護者・筆聖。
そして、アインとカムイが所属する、反体制組織の“断章の詩”。
三つの影がフォーンシティで交錯するとき。
世界の綴りは大きく変化し始める――。




