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StoryCode:maihiren”#3 『Are we still dreaming a dream?』

StoryCode:maihiren”#3 『Are we still dreaming a dream?』


「おはようございます」

「────────────」


⋯⋯⋯⋯返ってこない。

震えながら、呼び掛ける声が、そんなに嫌なのか?

私は話し掛けている。そっちが『しろ』と言うから、しっかりやっている。なのになんだ?

その態度は。

とてもじゃないが、挨拶を受ける側の人間として適して無さすぎだろ。

だから嫌なんだよ挨拶なんか。


私はしたくないんだ、挨拶を。

別にいいんじゃないか。挨拶なんてしなくても、人間との繋がりが絶たれる訳じゃあるまいし。

だが人は挨拶をしない事が『関係性の決裂』に繋がる⋯とも言う⋯⋯。

私には理解が出来ない。

だってこっちから仕掛けているから。

それなのに返答が無い⋯というのはあまりにも理不尽では無いか。私が挨拶をした⋯じゃあ、そっから返ってくるのが普通だ。それなのに、相手は挨拶を挨拶で返さず、『睨み』をカマしてくる。


信じられるか?こんな事が。

私の人生にこんな経験がたんまりとあるから、話が尽きない。そう言っても、段々と被ってくるは被って来るので、受け手側からしてみれば『またそれかよ』と思われてしまうのも頷ける。

もっと他にもレパートリーの多い話の終わり方があれば、いいんだが⋯⋯⋯。


どうして私は挨拶をした後、睨まれる事が多いんだろう。どの職場でも、そんな人に必ず会っているんだ。

転職先、派遣先、色んな人間と関係を持ちたい⋯というのは私の正直なところ。結局、人間は独りだとどうする事も出来ない⋯というのは社会人になってようやく判明した事だ。ちょっとばかり人に頼ってみよう⋯⋯と思っていたけど、それは間違い。

気付けば、私は多くの人を一つのプロジェクトに巻き込んでいた。でも、それが私にとって嬉しい事でもある。

『こんなに私の周りには、人が居たんだ⋯⋯』


表現しようの無い嬉しさ。この嬉しさって、なんなんだろう⋯⋯。

みんな、当たり前のように私の話を聞いてくれるし、打開策とか、助けてあげられないけど応援してるよ⋯とか、心が落ち着く言葉を沢山投げ掛けてくれる。


私の心は荒んでいた。乾き切っていて、一切の潤いも無く、枯渇していた欲望の果てに、現実逃避に走る事がしばしば。その際に使用するモニターに映った自分の淫らな姿を見て、何度も認識する。


「わたし、死んでしまった方がいい」


私からの声掛け。

意外と振り向いてくれる人が多い⋯⋯⋯。


どうしようもない人間なのに、何故か。

ちゃんと応えてくれるし、なんだったら聞き入ってくれる事も。


ちょっと怖い。

それはそれで、ちょっと⋯⋯⋯⋯。

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