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StoryCode:“izon”#1 『アジェンダ通りに君たちはならない』

StoryCode:“izon”#1 『アジェンダ通りに君たちはならない』


「あれ、えっとぉ⋯わたし(うち)(わい)(ぼく)(我)(じぶん)、、、、“何しにここへ来たんだっけ⋯?」


この図書館へ来る度に、思うんだよな⋯。そんな事を。

有り得ないんだよ。

だってわざわざ、こうしてコッチから出向いてる訳だから。

普通、あってはならないんだよ?ならないんだけど⋯

「え、、、何しに来てんの⋯?」ってなる。


一番怖いよ。そうなってる当人が。

そうなりたく無いんだから。

─────────

本読みに来てんだよ。

─────────

本読みに来てんのに⋯アレって⋯

何しに来たんだっけ⋯ってなる。



私もそう。

私も、みんなと同じで、あの図書館に行くと⋯

「あれ、、、私⋯何しにここへ⋯」って。

バカみたいな話だけど、本当に⋯図書館に入った瞬間、そんなような気持ちになってくるんだ。意味が分からないのは、こっちも同じだよ。



ウチ、実は⋯図書館に入った後、時差的にその衝動に駆られたことがあるんだ。

⋯⋯そう!そういうこと!

ウチは、図書館に入った直後の皆が言ってる謎の現象に襲われずに済んだ事があるの。でもその後がまた気持ち悪くてさ⋯時差的に訪れるんだよね。「⋯⋯⋯⋯ん??ウチぃ、、何しにここへ⋯」ってさ。

そんで、気付いたら、図書館から長いこと離れた歩道を歩いてた。

意識なし。

完全に意識なんて無かった。

その道中の記憶が無いんだよね。


ウチは図書館に入って、その直後に図書館から出ていく人間を何人も見ているんだ。その時のみんなの表情は決まって⋯【憂鬱】な顔をしていたよ。

なんか、この心ここに在らず⋯ってゆうか。

元々みんなは、図書館を来ることを目的にここまでやって来たってぇのに、不思議な話だよね。



と、このように、多くの図書館利用者がこの図書館から、一歩引く⋯という謎の現象が多発しています。最後の方のように、時間差で当該現象が訪れるという方も少なくありません。

一体、これは何なのか⋯。

ここで我々は、図書館で勤務するスタッフの方にお話をお伺いすることにしました。

ですが、皆が口を開き⋯⋯⋯


「いやぁ、判らないですね⋯」


と、同じ文言を言い放った。

あー言えばこー言う⋯定型文でも設定されているかのような感じだった。

顔色も、全員が統一して同じようなもの。

合わせているとしか思えなかった。


この図書館には何かある。


人の脳みそから“目的”を捨て去る謎の力。

それをもっと深堀りしていくにはこの建物の成り立ちについて調査した方が良さそうだ。

⋯⋯⋯⋯⋯なんとなく。

手がかじかんで来ました。外で書きにくい季節、来ますね。

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