StoryCode:“kojo”#6『さくら零号機』
StoryCode:“kojo”#6『さくら零号機』
A「そうだ!」
B「ん?どうした?」
A「あのね、もうさ、とっぱらっちゃおうかな!って思ってることがあんのよ!」
B「とっぱらっちゃう??え、なに?」
A「芸歴」
B「芸歴??」
A「そう!もうね、芸歴でいちいち上下関係を構築するのって面倒じゃない?」
B「いやそんな事ないけどね。基本的には必要なんじゃない?それが最初のコミュニケーションにもなるわけじゃん。芸人との」
A「芸人との交流なんて、いいんだよ」
B「あ、もうその領域に入っちゃったんだ」
A「芸人なんてものはね、芸能界的に言ったら、頂点的な存在ですよ」
B「あそっちに行くの?普通こういうのって、下の下ですよ!!みたいな事言うかなって思ってたけど」
A「あなた!芸人をバカにしているんですか!!」
B「いやあなたがソレを言うかもしれない⋯と思ってね、一応こっちが保険なりなんなりをかけようと思ってた矢先に、急に舵を切ったんだよ」
A「私も正直このままいくと危ない!って思ったんで、方向転換しました」
B「え、それで行くつもりだったの?」
A「はい」
B「私の言ってた、下の下ですよ!芸人なんて下の下デヨ!って言うつもりだったんですか?最初は」
A「そうに決まってるデヨ」
B「私のデヨを取らないで貰えませんか」
A「これはみんなのデヨなんでよ」
B「デヨで何かがこっから生まれるとでも本気で思ってるんですか」
A「あなた、早々にデヨから離脱したこと、後悔する事になりますデヨ」
B「いや、あなたも結構今のギリギリデヨ?」
A「あなた、ブレブレですね。デヨに寄せるなら、デヨをしっかり付けなさい」
B「デヨとですよの境界線を行き来しているあなたにだけは言われたくありません」
A「元はと言えば、あなたからのデヨ発信なんデヨから、最後まで落とし前は付けてください」
B「わかりました。その代わり、条件がありますデヨ」
A「分かったデヨ」
B「一緒にデヨをやめて欲しいのデヨ」
A「せっかく今、いい所まで来たのに、本当にこのままデヨを辞めるとでも言うのかい?」
B「分かっている。だが今がチャンスだとも思えぬのか?」
A「私は思えませんの。如何にして、この逸脱したネタから本線にリターンするべきかどうか⋯すべての歯車のトリガーとも言える、デヨ。お前がデヨを口腔から、氷柱のように私を突き刺していなければ、このように拡がる世界を作る事は出来なかった」
B「ひとえに、私の実力が伴っていた⋯とでも言うべき事案か?」
A「待っ事無く、正答。有難き」




