StoryCode:“kurobeni”#1 『べんしょりべんしょりあーあべんしょりべんしょり』
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原世界からのシェアワールド現象について。これを深く調べていったらもうキリが無い。だが調べたい。調べ尽くしたい。その為には、多くの人間との協力関係が必要不可欠。ただでさえ、大量の資料があるわけであって、更に言ってしまうと、この中の資料には、紛い物の文献もいっぱいある。
はぁ、、まったく⋯先人達は“整理整頓”という言葉を知らんのか⋯。それほど大量の資料を抱え込んでいた⋯とポジティブ思考を持つことにするか。
それにしても、図書館には原世界との同期現象についてを書き上げた本がいっぱいあるな⋯。
歴史的にも非常に重要な施設だな、ここはやっぱり。僕はここに配属されて良かったと思っている。ただの“保管庫”で仕事するよりはこうした特別な場所に居たい。予想以上の仕事を任される事はあるけどね⋯。
ハアアアアアア⋯ガチでクソ大変なんだやぁ⋯。
先程も言ったように、先人達はまるで整理整頓が成されていない。そんなしきたりが存在しなかった⋯とも捉えることが出来るだろう。そんな訳で、その役目は現代に生きている僕たちが務めなければなるまい。
アアアアアアアア⋯嬉しいけど⋯!!嬉しいんだけど⋯!!!!!!!
嫌だわさナ⋯コリャア⋯⋯⋯⋯。
この時間が永久に続く⋯と、そんな訳無いのに、クリーンタイムはそう思ってしまう。嫌な仕事は、時をスローに感じ、好意的な仕事は、ハイペースに時が流れる。
それもこれも、ドリームウォーカーの仕業なんですかね⋯どうなんだよーーー!
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
なぁァァァんにも、返って来ない。
そりゃそうだや。僕が信じ過ぎてんだよ。
さて。そんな『好意的な仕事』というのはもちろん、序文に書き記したシェアワールド現象。
兄弟世界とも言われている、戮世界と原世界。
原世界からの恩恵を強く受け、文明開化の立役者にもなっている原世界。戮世界は原世界を感謝している。どれもこれも、全てが原世界のおかげで成り立っているからだ。
しっかし⋯今は⋯そうもいかないかなぁ。
原世界での世界戦争勃発で、戮世界には大量の放射能汚染に塗れてしまい、人間が死に直面。最悪のケースは命を天国にまで⋯。
原世界をもっと知りたい。僕は原世界が好きだ。
こうやって今はこっちの世界を苦しめてるけど、きっと世界戦争なんてみんな起こしたくないはず。何か理由が、深い考えがあるに違いない!
原世界への知識と叡智を仕事をしながら学べると思って、僕は“星の振天”への参加を志願。
⋯だけど、まさか排泄物の処理から始まるとは思わんかったや⋯。都会って⋯こんなんなんン⋯⋯。
おかあ、おとう、都会は他人のウンコを処理するところから始めなければならないみたいです。。。
僕、ウンコ、、、触りたくねぇです。。。。
しょんべんは、ダクトに流されていますので。溜まっていません。ご安心を。




