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StoryCode:“hankotsu”#1『腹からブワッと出てきて血がブシャーっと流れて⋯』

なんで私、この人の子⋯なの。

StoryCode:“hankotsu”#1『腹からブワッと出てきて血がブシャーっと流れて⋯』


「パパあねぇ、あとどれ位で着くのぉ」

「ごめんな、もうちょっとだからさ」

「早く早くぅー!遊びたい!遊びたい!遊びたい!」

「はぁ⋯もう、、さっきまで寝てたってぇのに、どこからその元気は出てくるんだか」

「まぁいいじゃない。子供は元気が一番なんだから。ねぇー?」

「ねぇー!ママ!」


遂にこの時がやってきた!待ちに待ったこの日が!!

戮世界テクフル、そして原世界を支える重要な管理場所《多元世界》。その上の更なる存在として、君臨している《幻夢郷》!

まぁ実際、幻夢郷っていうのは、存在しないただの架空の世界。神話として語り継がれてはいるけども、それは完全なる作り話。私的には、神話のほぼ全てがでっち上げのように見えてならないけど、それを口にするのはやめておくわ。七唇律への反逆⋯だからね。


そんな伝説上の架空世界を舞台にした遊園地がある!

その名も《ドリームランド》!幻夢郷をモチーフにしているから、そう言われているみたい。オーナーはもっと名付けに時間を割いた方がいい気がするけど⋯、ま、まぁ、分かりやすくていいじゃね??

私としてはオッケー!ってカンじぃ。

楽しければオッケー!ってカンじい。


兎にも角にも、こうして家族3人と遊園地に来れたのは久々なので、それ自体が私にとって最高のイベントなの!行きたい所に行けて、しかも一緒に大好きなパパとママがいてくれる!⋯⋯あああ!なんて最高の親の元に産まれてきたの〜ぉ!!ほんと、朔式神族には感謝しなきゃだね。

「ほんと、ありがとうございやす!」


「ん?何してるのーー?」

あ、いっけね。朔式神族に御礼してる所見られちゃった。私とした事が⋯!!!こういうのは心に留めておいて、周囲に誰も居ないことを計り切った直後にやるべきでしょうが!

「ん!?うううん!!なんでもないよ!ママ!行こ!」

「あ!ありがとう!」

私はママと手を繋ぐ。ママの手はツヤツヤで、白くて、ムニュムニュしてて美しさを持ち合わせている。そしてその手先を伝い、左腕を伝うと⋯視界に現れるのは、激ヤバすぎるとんでも美人!!!

こんな美人の元に生まれちゃったんだから、そりゃあ私も、こんな美少女になっちゃうのは必然的なワケであってぇー。パパもパパで格好いいからねぇー。


⋯⋯あ、違うよ?別に、パパに興味が無いっていうわけじゃないよ!確かにママを『美人だあ!』って褒めた時に使った文字数は30文字以上で、パパ使ったのは10文字ぐらい⋯。べ、べっつにー!?パパに興味が無いとかじゃ無いからね!!

⋯⋯⋯⋯⋯そ、、、そうよ。パパにはそこまで興味無いのよ。だって⋯⋯ブサイクなんだもん。

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