第二話 孔雀
やっっっっと書けた
<特殊スキル襍キ貅仙屓蟶ーが発動.....失敗しました>
そんな無機質な声がすると同時に僕の視界に陽の光が入ってきた
「ん、そうかこれが転生か」
かなり.....あれ? なんかとても視界が低い気がするぞ
......ステータスを確認してみよう
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『ステータス』
名前 ルイ・レリア
種族 孔雀
Lv1
HP100
MP200
STR40
VIT35
INT40
MND35
AGI100
DEX40
SUP0
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『特殊スキル』
『襍キ貅仙屓蟶ー』
『スキル』
『魔導』『武道』『鑑定』『言語理解』『錬金術』
え? くじゃく? あの羽が綺麗な鳥の孔雀?
......突っ込みたいことがある
なんで異世界なのに孔雀がいるんだ?
て言うかそんなことより
「どうすんだよこれーーー!!!」
ルイ・レリア全力(?)で困る
『そんなあなたのために私がやってきました!』
「??????」
すいません、なんで急に本が現れたんですか?それとなんで本から天使(?)の声が聞こえるんだ?
『申し訳ございません、転生者ルイ・レリアさん私の主人がご迷惑をおかけしまして』
どう言うこと?
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なるほど、状況がやっと理解できた
実はあの天使(?)は女神それも転生を司る神なんだそう
で、そんな女神の趣味が何も知らない転生者に天使っぽく見せてその後で驚かすことらしい
......神様は暇なんだと聞いた時に思った
で、よくその時にしないといけない説明を忘れていることが多いらしく、その補完として助言を行うようにしているらしい(重要なら忘れるなよ)
で今回も同じように補完のために来たようだ
ただ、名前をユーリーという天使は今回はまた別の理由もあると言っていたので何かあったのだろう
『あ、そうだ試したいことがあるからちょっとこっちの本に近づいて』
うん?急に何を言ってるんだ?
そう思うも近づいた
『えい』
そう聞こえた瞬間魔法陣が展開されて、視界がぼやけてきた
あれ、前はどっちだ...っけ
<特殊スキル襍キ貅仙屓蟶ーが発動.....一部スキル獲得失敗しました>
<襍キ貅スキル 全属性魔法適正を獲得>
<襍キ貅スキル 状態異常完全無効化を獲得>
<襍キ貅スキル 魔法無効を獲得>
<条件を満たしたため進化を申請.....成功、これよりルイ・レリアの種族の進化を始めます>
<終了しました ルイ・レリアの種族が孔雀から孔雀(起源種)に進化しました>
?????????????
待てどう言うことだ、急にクラクラしなくなったし、急に声は聞こえるようになったしどう言うこと?
『待てや、この馬鹿上司!転生者に干渉はやめろとあれほど言われていたのにこれでもギリギリ許されているだけんですからねそれにこの話は........』
あれ?女神は天使より本当に偉いのか?
もうこれだけで疑問がありまくりだよ