第一話 転生
新シリーズスタート!
気がつくと、僕は白い世界にいた
「どこだよここ?」
「こんにちは、亡霊さん」
亡霊だと? つまり僕は死んだってことか?
「えっと、僕は死んだって認識したらいいんでしょうか?」
「ええそうですね」
ええ.....。急に言われても実感が湧かないが明らかにこの空間は人が作れるようなものじゃないとは分かる
「急に変な場所に連れてこられてあなたは死にましたって言われても冷静でいられる人はこれまでで初めて見ました」
「いや、この状況を飲み込めていないだけです」
「それなら頑張って現状把握してください!」
1時間後
「死んだことは理解できたけど、なんで僕はここにいるの?後、僕についての記憶がないんだけど」
ぶっちゃけ、死んでることより、自分について分からない方が怖い。自分が何者であるか理解できないから
「ああ、それは今から説明します」
「あなたは、異世界に転生する権利を手に入れることに成功したため、今から転生手続きをいたします」
「ふぇ?」
どういうこっちゃ? 異世界だとなんだすごくワクワクするぞ!!
「驚いたでしょう?私も驚きです、まさか抽選確率0.01%に当たるなんて思いもしませんでした」
なんだろう、前世(?)の記憶にガチャ運が悪かったみたいだけどまさか死後に低確率に当たるとは
「説明の続きに戻ります。転生の手続きの前に対象者の一部記憶を消去します」
えっと、今から記憶が消されるぅぅ!?
「ただしこの工程はすでに終了しているため転生手続きに移ります」
よ、よかった。でも確かにすでに一部の記憶が消えてるしそりゃそうか
「それでは転生特典をいくつか選択してください」
転生特典?
「転生者には死ににくくするため特典が付与されます、それの一部です」
なんかあんのかよ!?
「さ、とりあえず今から表示する『スキル』を選んでください」
そう天使(?)の人が言うと僕の目の前にウィンドが現れた
「なるほどね、ここから好きなのを選べってことか」
「あ、説明忘れてましたけど選べる『スキル』は5つまでで『特殊スキル』がランダムで一つ付与されます」
忘れないで欲しいなぁ、そんな重要なこと
20分後
最終的に僕が選んだ『スキル』は『魔導』『武道』『鑑定』『言語理解』『錬金術』で『特殊スキル』が『襍キ貅仙屓蟶ー』だ
どうして文字化けしているのか気になるが、まあ説明があるでしょう
「『特殊スキル』はとても強力『スキル』です、通常『スキル』と『特殊スキル』では効果に数十倍ほど差があります」
へぇー、通常『スキル』ねぇ?
「その言い方だと、『スキル』にもランクがあるみたいだな、あと僕のスキルは文字化けしていることについて何か説明をください」
「え?文字化けですか.......私にも分からないので諦めてください」
うん、わかりまし...んなわけあるかーー!!
「流石に説明を求めますよ」
「うーん、あまり言ってはいけないんですが....え?よろしいのでしょうか?はい、はい、わかりました」
だれと喋ってるんだこいつ?
「上からOKが出たのでいいでしょう。あなたの文字化けの原因は今はスキルの使用が不可能であるためだそうです」
最初から言っていいよねそれぐらい
「さ、質問には答えたので次のステップ『ステータス』を記入してください」
そう言ってさっきと同じようにウィンドが出てきた
ふむ、さどんな感じで振ろうかな?
10分後
僕の『ステータス』はこんな感じになった
Lv1
HP100
MP200
STR40
VIT35
INT40
MND35
AGI100
DEX40
SUP0
ちなみに基礎値は全て10で『ステータス』上げに使えるポイント通称SUPは100pだった
100pと聴くと少なく聞こえるがこれ1pあたり1つのステータスは5ずつ増えるからそこまで少なくは感じなかった
「決まりましたか?それでは最後に最終確認をお願いします」
最終確認?
そう言うとまたウィンドが出てきた
=======================
『ステータス』
名前 記入なし
種族 記入無し
Lv1
HP100
MP200
STR40
VIT35
INT40
MND35
AGI100
DEX40
SUP0
=======================
『特殊スキル』
『襍キ貅仙屓蟶ー』
『スキル』
『魔導』『武道』『鑑定』『言語理解』『錬金術』
で名前か........これでいいかな
<名前設定を変更します>
名前記入無し→名前ルイ・レリア
で次に種族か
軽く見た感じかなりあるね
人間
特に能力ない。ただし成長率はほぼ全ての生物を超越している
エルフ
魔法に長けた種族。500年以上生きることができ1000年を超えるエルフは精霊と会話することができる
ドワーフ
鍛治に長けた種族。250年以上生きることができ500年以上生きたドワーフが作る武具は世界を揺るがす
魔族(下位種)
人類との敵対者。寿命の概念は無く、エルフほどではないが魔法に長けており、近接戦闘もできるが申請魔法に弱く、神聖魔法使いがいればすぐ死ぬ
吸血鬼(下位種)
血を吸う魔族種。だが上につくものにより人類と敵対しない場合もある。神聖魔法使いがいればすぐ死ぬ。ただし最上位種は神聖魔法は効かない
代表的なのだけでもかなりあるな.....ん?
ランダム
全ての種族の中からランダムで転生します。
ランダムか.....見た感じ良さげなのはないしこれでいいか
<種族設定を変更します>
種族記入無し→種族ランダム(仮)
よしこれでいいか
「設定に満足されたみたいですね」
「そうだな....最後に聞きたいことがある」
「なんでしょう?」
「僕以外に転生者はいるのか?」
めっちゃ気になってたんだよな
「いますよ大体100人ほど」
「そうか」
そう返事をしたあと僕の視界は真っ白になった
***********************
「ふふ、あはははは!!!」
彼女は誰もいない部屋で笑った
「いやぁー、何も知らない子を騙すのは楽しいなぁ〜!」
実は彼女は天使ではなく転生を司る女神である
ついでに女神だと知らない転生者に天使っぽく見せて騙すことが生きがいの残念な女神である
「そうだ!さっきの子ランダムにしてたよね!何が当たったのか....え?」
呆然とする女神 そこに書かれていたのは......
名前ルイ・レイア
種族孔雀
『特殊スキル』
『起源回帰』
「嘘でしょ!?」
(信じられない!あれとこれを同時に引くなんて!)
その理由は繝ォ繝シ繝ォ驕募渚繧呈─遏・逶エ縺。縺ォ蜃ヲ逅
***********************
この作品自体はあまり早く更新はしないと思います