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獏のゆま  作者: 海埜ケイ
8/9

7夢


 翌朝、目覚ましの音と共にわたしは目を覚ました。鈴原 桃香、西小学校に通う十歳。

 長い髪を2つにして、お気に入りの青いぼんぼんが付いているゴムで留める。赤いランドセルを背負って家を出ると、すぐに同じ登校班の子と会った。

「おはよう、しゅうくん」

「おはよう、とうかちゃん」

 彼の名前は石戸修介。サッカークラブに所属している。みっどふぃるだーというものらしい。

 しゅうくんとは三年生の時にたまたま席が隣で、テストの前に消しゴムを忘れて貸してくれたのがきっかけで仲良くなった。あれは一生の恩だと思う。

「そういえばさぁ、昨日、変な夢を見ちゃったんだ」

「変な夢?」

「よく覚えてないんだけど、あのね・・・」

 木の葉を乗せた冷たい風が、2人の間を通り抜けて来た道へ戻っていく。

 雲の少ない晴れた空に浮かぶ太陽の光は眩しく、今日も1日が始まった。




本来ならここで終わりですが、エピローグを書いてみました。

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