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第四話 異世界転生先はロールプレイングゲーム?

2019/11/7修正実施

 龍之介は国立国会図書館やヴァチカンの図書館と呼べる本がみっちりとある部屋で異世界転生設定資料と言う名の物語カタログを読んで考えふけっていた。


何時間経過しようと、お腹はすかず、眠気も襲わない世界。

それは人間と言う名の生命ではないことを物語っていた。


「異世界転生でチートスキル勇者になって美少女ハーレムを作る・・・・・・この異世界など、孫が喜びそうな異世界転生ライトノベルの典型的ではないか。私は学園青春ラブコメライトノベルが好きだったがの~、青春は戦争真っ只中、いちゃラブを楽しめる時代ではなかったからの~、どうしようか?やり直しは、可能なのだろうか・・・・・・」


いろんな設定がある転生先は、本当にごまんとある。

学園ラブコメ転生・妹萌え生活設定・勇者冒険設定・天下統一設定・独裁者設定・非モテ根暗生活設定・ラノベ作家生活設定・変態妹シスコン格闘生活設定・宇宙支配戦争設定、無数にあるあらゆるジャンルは

ロールプレイングのゲームを選ぶような感じだ。


『コンコン』


司録が図書館と呼べるべき部屋の戸をノックをして入ってきた。


「失礼します。龍之介殿のお困りや質問はありますか?資料が多くて悩みますでしょ?」


「いや~これだけあると秋葉原でゲームや同人誌を選ぶようで、なかなか決まりませんね」


「そうでしょう、龍之介殿にとっては異世界転生先は、ロールプレイングゲームと一緒でも、異世界の人達にとっては、そこが現世、現実なのです」


「そう言われると、複雑な設定で重い感じが・・・・・・」


悩む龍之介・・・・・・

龍之介は、生前には時代のifを考え、妄想するのが好きであった。

特に日本史のifを考えるのが。


「司録殿、たしか過去に行くのは可能なのですよね?」


「過去に行くと言うより、龍之介殿が生きた現世の過去の設定である、異世界に行くのは可能です。その過去時代が異世界なのです。但しそれは、龍之介殿が産まれる前が条件になります」


龍之介は、悩んだ。

歴史のifを考える人で必ずや考えるであろう。


『本能寺の変の阻止』


『伊達政宗が20年早く産まれていたら』


『坂本龍馬暗殺の阻止』


この三つが、龍之介が考える日本三大if、歴史好きはな者には、同じ考えの者も多いであろうことだ。

龍之介は決めた。


「本能寺の変を止め、織田信長が作る天下統一する日本の姿を見てみたい。それに織田信長と言う人物に会いたい、戦国時代を生きてみたい」


そう強く思い、考えがまとまった龍之助。


読んでいた資料を閉じ、元のところに戻すと、


「司録殿、決まりましたぞ」


「では、閻魔ちゃんの間に案内します」  

 

そう言われ再び長い廊下を歩き、閻魔大王の間に戻った。

『本能寺から始める信長との天下統一1巻』オーバーラップ文庫より好評発売中

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