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宇宙の旅・宇宙条約惑星間協定会議

明くる日の朝、龍之介が起きてリビングに出るとピルターが既に準備を整えて待ち構えていた。


「おはようございます。本日はコウナン星第二王女として宇宙条約惑星間協定会議の案内役を務めさせてはいただきます」


「よろしくお願いいたします」


龍之介達は朝食を済ませ衣冠束帯に身形を整えると迎えにきていた船へと乗り込んだ。

二時間程、船が進むと島全体が銀色の半球体で覆われた場所へと接岸した。

接岸すると、ピルターの案内で中に入るとそこはドーム状の建物で階段状に広がる会場となっており見渡すと大勢の人が様々な服装で座っていた。

龍之介達が中に入ると大きな拍手で迎え入れられ会場の中心にある椅子へと案内された。

中央には昨日酔っ払って担いで運ばれたバシレウスが座り真面目な顔で議事進行を行っていた。


「地球の代表者、三上龍之介正國様でございます」


大きなアナウンスが流れると頭上には立体映像ホログラフで3メートルほどの大きさで龍之介の姿が写し出されていた。


「これより、調印式に入ります。この調印によって我等、宇宙条約惑星間協定会議加盟惑星正式メンバーとなり不可侵条約は更新されます」


龍之介の目の前には、調印文章が用意されており龍之介はそこに日本語で三上龍之介正圀と署名をした。

その様子を立体映像ホログラフが写し出すと、入場よりさらに大きな拍手が響いた。


「新たな仲間に歓迎の拍手を」


パチパチパチパチパチパチ


「なお、三上龍之介正圀様は我が娘、コウナン星第一王女パカル・シュ-ル・イナンナと結婚することと共に宇宙惑星同盟軍、軍最高指揮官連合艦隊司令長官の任に就いていただきます、皆様の承認を求めます」


バシレウスが立ち上り回りを見渡しながらそう発言すると、先程まで会場が響き揺れ動かんばかりだった拍手が鳴りやみどよめきの声で会場がざわつきだした。

その会場に居た一人の筋肉質の身長が185センチほどのいかに体育会系な少し汗臭さを出しそうな青年が立ち上がった。


「異議あり」


その言葉に会場がさらにざわつきの声に包まれていた。

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