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父、龍之介との交信4

荒木又右衛門が勿来城に帰城すると、すでに蒸気機関飛行船艦艦隊は積み荷を詰め込み、出発を待つのみ。

又右衛門はすぐに乗船した。


「又右衛門、行ったり来たりで御苦労であっな、兄上様はなにか申されていたか?」


「忘れよとの命で御座いましたので、それがし何を伝えに行ったのか忘れました」


「ん、それで良い、それで良い、松山城までさほど時間はかからぬが、しばし休め、特にすることはないからな」


「は、お心遣いありがとうございます、しかしながら、この艦隊の監視が本来の私の役目、このまま操舵室にて休ませていただきます」


「そうだな、そうであったな、まぁ体を壊さぬようだけはしてくれ、体を壊し病気にでもなられたら兄上様にいらぬ疑いをかけられてしまうからな、はははっ」


「上様の正忠様への疑いは形だけの事、本当は信頼されているかと思いますが」


「そうだな、はははっ」


又右衛門は、操舵室の隅の椅子に座り静かに目閉じ休んだ、時々目を開きどこを飛んでいるか確認をし、大日本合衆国最強戦力、蒸気機関飛行船艦艦隊の目付け役として役目をはたしていた。


1625年9月5日

正忠率いる蒸気機関飛行船艦艦隊は、伊予松山城に入港した。

伊予松山城は、龍之介直轄の城、四国最大の城として整備されており蒸気機関飛行船艦艦隊が停泊する施設も持っていた。この為、もうすぐ起きるであろう地震に備えて前線基地に選ばれた。

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