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大日本合衆国国内城郭保護法

平和維持連合本部会議か終わると、茨城幕府評定議会が茨城城で開催された。

 幕府評定議会には、龍之介は参加する必要はなかったが今回は、

 大日本合衆国国内に無数ある城の保存についての議題であった為、

 城マニア龍之介は参加した。

 龍之介は、織田信忠が一国一城令を発動しようとしたときそれを阻止した

 過去があり、城郭問題には責任があった。

 これは龍之介が城マニアであり、また早くからア-ムストロング砲を

 装備していたため、城攻めに何の問題もなかったため一国一城令を

 出さず城規制をしなかったのである。

 明治維新での廃城令を愚策と思っている龍之介

 その為、国内には多数の城が現存していた。

 現在では、飛行船艦艦隊の登場により空爆が可能となり軍事施設の

 意味合いを失いつつあった城郭

 経年劣化で石垣が崩れ始めたり漆喰がボロボロになり出した城が多数

 出てくるようになっており問題になり出していた。


 その為、後世まで城を残すために龍之介は幕府評定議会に法案を提出した。

 勿論、平和維持連合代表・

  正一位終身関白太政大臣帝代理大日本合衆国統治責任者全権大使大将軍

  藤原朝臣三上龍之介正國の提案は満場一致で可決された。


 その法で残った城を各地の統治施設や警察署・学校・医療施設として再整備と

 保存を命じたのである。

 また、大名の住居の役割のない城は入場料を取り観覧できるようにした。

 平和維持連合自由貿易協定により、海外からの観光客も増加していた。

 やはり城は観光名所として魅力的、観光の目玉にした。

 勿論、入場料は城の修繕管理料に使われた。

 さらに改修修繕に合わせて耐震構造にするように命じ天災の際の避難所として

 整備、米蔵にも米以外にも乾燥させた穀物や缶詰や味噌などの保存を命じた。

 雷に弱い天守閣に対して避雷針の設置を進め火災対策も実施

 耐震構造には龍之助の前世の記憶のエンジニアとしての知識が活用された。

 堀には、ボウフラ防止として日本固有種の魚、鮒などを養殖することを推奨し、

 緊急時の食料にできるようにしたのである。

 大日本合衆国国内城郭は、軍事施設から新たな役割を担うようになり後世まで

 残されるようになった。

 

 

 

 

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