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日本全国巡察の旅・~日本海編~その2

「父上様、水臭いじゃないですか」

 

 「お~正光わざわざ来ることもなかったのだが」

 

 舞鶴に寄港している龍之介に正光が馬を飛ばして、京都からやって来たのだ

 

 「今回は巡察の旅…ほとんど観光なのだが、禁裏御守衛総督の任務のが大事では?」

 

 「京都は安泰ですよ父上様、敵はいませんから」

 

 「そうだがな…」

 

 「京都と言うより、国内には父上様や幕府ましてや帝に逆らう者はいませんから」

 

 「徳川家康も死んだからな…」

 

 「上杉景勝の動向には気を付けていますが、領地の統治に力を入れ軍備増強もしていません」

 

 「なら良いのだ!しかし、舞鶴は良い港になったな!」

 

 「お褒めの言葉ありがとうございます」

 

 「舞鶴は、大陸から攻めてくる玄関口になるからな、このまま守りもおろそかにするなよ」

 

 「心得ております」

 

 「父上様は、これからどちらへ?」

 

 「出雲大社へ参拝をしようと思っている」

 

 「作用ですか」

 

 「今回の巡察はのんびりした旅だよ」

 

 「父上様!土産に近江から鮒寿司を取り寄せております」

 

 「お~それは嬉しい♪」

 

 龍之介は臭い食べ物が好きであった

 

 しかし、側室たちは苦手にしていた…

 

 ヨーロッパ出身の、エリリだけはわかってくれる人物…

 

 側室たちで、鮒寿司を食べたのはエリリだけであった

 

 不動明王戦艦には、鮒寿司が積まれた

 

 「殿下…臭います」

 

 と、苦情があった

 

 しかし、龍之介は臭い食べ物を…

 「お~~~~~ハハハハハッ」と楽しむ変わった趣味を持ち合わせていた

 

 

 「来春には帝が御下向で京都を留守にする、しっかり留守居役・親王の補佐警護を頼むぞ」

 

 龍之介は次男正光に言い残し龍之介は天橋立を観光して、島根へ旅だったのである

 

 島根では、出雲大社近くの港に寄航し出雲大社に参拝した

 この際、正一位関白太政大臣日本総代大将軍藤原朝臣三上龍之介正圀として参拝した

 

 出雲大社は、少し大きな神社ではあったが高い柱の上に建つ神殿はなかったのである

 

 龍之介は出雲大社の神主に、

 

 「過去の姿の出雲大社を復活させませんか?」

 

 と、打診したのだ

 

 勿論、神主はこの打診に賛成の意見をだし

 出雲大社は高い柱に建った本殿を復活するのであった

 

 龍之介は次に鳥取巡察に向かう目的は「人形峠」である

 この時代、中国地方は龍之介の腹心である柳生宗矩が領地として中国探題になっていたのだ

 柳生宗矩は、姫路城を拠点としたが柳生宗矩は茨城国に常駐する任務がかせられ、茨城国の牛久城が居城であった

 

 人形峠は勿論、日本で数少ないウラン鉱石の採集がされた地である

 人形峠は龍之介の命により厳しい管理下にあった

 

 龍之介は、ウラン鉱石の活用される技術が確立するまで厳しい管理下にするようにしたのであった

 

 それを確認するために、龍之介は鳥取に寄ったのである

 人形峠は、日本国内では珍しく龍之介特別監視区域であり、人形峠でウラン鉱石の研究が行われていた

 

 秘諾特別任務であり、日本国内でも知っているのは、嫡男征夷大将軍正長・次男大納言正光・腹心の柳生宗矩と黒上影鷹だけであった

 

  現在はまだウラン鉱石を使う技術はないが基礎研究は進められていたのであった

 

 人形峠巡察を終えると九州に向かったのだった

 

 

 

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