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敗者の街 ― Requiem to the past ― ※旧版  作者: Roderick Anderson (訳:淡月悠生)
序章 迷い蛾
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5. ある罪人の記憶

title: a certain sinner’s memory

from:I

2006/5/17

「なあ、どうすんだよ……!死にそうだぞ!」

「例の医者には電話したのかよ!」

「手に負えないから救急車すぐ呼べってよ……!」

「それができたら苦労しねぇっつの!」


床には、まだ少年とも呼べる体躯が転がっていた。虚ろな瞳は空を見つめ、顔には生々しい傷。左目を確実に潰しているそれは、床にできた染みを上書きするようにダラダラと血を流し続けている。

浅い呼吸を繰り返し、体に力は入らない。彼に残された時間は、もはやほとんどなかった。

……彼は聞いていたのだろうか。命を救う方法が、次第に死体を隠す方法に変わっていったのを。


いとも簡単に、自らの命が投げ捨てられた事実を


「な、なあ、この倉庫からちょい離れたところに湖が──……

情報求む【HN:Rod】 投稿日時9/16 15:36


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