表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

はなちゃんが動かない

作者: kaoru igarashi
掲載日:2026/01/27

小さな体がこんなに軽くなってしまった。


愛情を注いで育てたはなちゃんが死んでしまった。


カゴの中で右の羽を広げて、うつ伏せで死んでいた。

足が痛くて辛かったね。


もし、人間の言葉が喋れたらなんと言っていたのだろう。


羽を拭いて、お尻も拭いて、爪を切ってあげた。

何度も何度も小さな口ばしにキスをした。


いつもの暖かい口ばしではなかった。

冷たくなった口ばしに別れのキスが止められない。


君を庭に埋める時、ほんとうに別れが来てしまったんだと悲しみが込み上げた。


君たち動物は死の意味を理解していたのだろうか?

嘆きや悲しみを人間のように感じていたのだろうか?


私との別れを悲しんでくれたのかなあ。

今どこにいるのかなあ。

どこにもいないのかなあ。


真っ白な体に土を尻尾の方から丁寧にかけていった。


そして体の中心まで土をかぶせた。


最後の時が来た。

顔に土をかぶせる時、可哀想で可哀想で仕方なかった。


もう死んでいるのに、土で息が苦しくなってしまうと思ってしまい、悲しくて、苦しくて逃げ出したい気持ちだった。


雨が降ったら嫌だろうな。

土が泥になって、気持ち悪いだろうなと考えてしまう。


痛い体で我慢して私のところに飛んできた姿が忘れられない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ