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神の花嫁ー運命の時ー  作者: 和路(わんじ)
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神の花嫁ー運命の時ー

第一章 邂逅の時                                自分の事を考えて、過去を振り返って見て本当に良く乗り越えてここまで

ここまで来たと思う。

いつだったか職場の仲間に、自分の事を話した事があったが余りに悲惨だと

感じたのか、良く頑張って来たね、私だったら絶対無理だったと言われた。

テレビや、雑誌など苦労話から、ある出来事があって大逆転の人生になって

救われた内容があるが、自分の経験からそんなうまく行くことなんて奇跡に

近いと思う。現実なんて世間なんてそんな甘くは無い。

そうでなかったら、どれだけ救われていたか分からないし、人間不信になんて

ならなかっただろう。

それでも、ただ頑張るしかない自分が本当にいつか奇跡を起こせると願うしか

心を平静で保てない所まで来ていた。

どうして真面目に頑張っているのに、これでもかと言う試練ばかりを自分へと

与えて苦しめるのだろうか?

だからいつの頃からか、心から、喜んで笑う事が無くなってしまった。

「こんな私を救ってくれる人なんているんだろうか?」

そう小声で呟いた女性の名前は月森美巫(つきもりみこ)

そんな彼女に驚く様な日常が訪れる事となる。

毎日の日常に加えて、時間に追われる日々のある日たまたま開いたネットの

サイト内から、軽い気持ちで、占いのサイトへクイックをした。

当たると言う評判と、もしかしたら自分の救いになるかも知れないと思った

からでした。

すぐに返事が返って来たのですが、その内容に彼女は驚いてしまった。

「貴方は本当に今まで良く頑張って来ましたね。でも、これからは今までの

事が嘘の様に、日常が変わりますよ。後、貴方は神に選ばれし者だからこそ

普通の人よりも辛い日々だったのでしょう」

「貴方にとって運命と言うべき日が近付いています。貴方の中にある巫女の

力が今まで耐えて頑張って来た事がきっかけとなっていて、最高の高まりを

見せています。貴方の名前にみこと言う名が付けられているのも貴方が前世で

本当に力ある巫女だったからでしょう」

「どんな事が起こるかまでは分かりませんが、神々が関わって来られる様にと

感じますが、貴方は神の世界を信じていたのに、その辛さゆえその思いが弱く

なっている様ですね。でもきっと何もかも覆す輝く日が来るでしょう」

そう書かれていた。

当たっていた。小さい時から何故か神社が好きで、普通に神様も信じていたが

あまりの辛い日々に、神様なんていないんじゃないかと思う事が増えていたので

何もかも信じられない自分になっていた。

それでも、心の奥底では神々を信じたくて神の世界に憧れを抱いていた。

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