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エピローグ エンデとパステル

 浮遊城の戦いから今日で一か月になる。

 あの戦いの後、浮遊城はヒムロの操作によって地上に降ろされた。

 管理はロットポリスが行い、解体やら研究やらは町の技師たちに頼るらしい。


 フォウは城のバリアの発生装置を町に組み込めと口うるさく言っていた。

 一度バリアを砕かれ町に敵の侵入を許した過去がある彼女が、あの戦いでも恐れず攻撃を受け止めてくれたことが犠牲なしの勝利につながったことは間違いない。

 だが、相当な重荷ではあったようだ。

 機械に頼れるなら頼りたいというのが率直な気持ちなのだろう。


 そんなフォウの要望に技師たちは応える気満々だ。

 ギルギスなんかは城の技術をすべて盗み取ろうと毎日キビキビ働いている。

 初めてであった頃のダラダラした彼の面影はない。


 『いつかロットポリスが城のように浮遊し始めるんじゃないですか』、なんて冗談にアイラは豪快に笑っていた。

 『それだと四天王は私以外必要ないな。だって空中は私だけのテリトリーだもの』……本気なのかそうでないのか。

 いや、間違いなく冗談だ。

 アイラは一人の力だけでは町を守れないことを知っているから。


 エンジェは配下を引き連れ自分のダンジョンへと戻っていた。

 パステルとは友人でありライバル。

 ずっとなれ合っているわけにもいかない。

 とはいえ、命の取り合いをする気はさらさらないとだけ言っていた。

 その毅然とした態度はまさに名家のご令嬢と言うにふさわしい。

 縁切られかけてるけど……。

 まあ、成長した彼女ならきっとまた家族と仲良くなれるだろう。


 ササラナはテトラの町の海に帰った。

 しばらくはダンジョンでのんびりしていたが、やはり彼女にはダンジョンは狭すぎたようだ。

 『また何かあったら力を貸すよ。遠慮したら怒るからね!』と言い残し、小さくなった精霊竜キャナルを連れてここを発った。

 きっと今日も彼女のいる海は平和なのだろう。


 ヒムロ、フェナメト、フィルフィーはある目的をもって旅に出た。

 それは散らばっている古代兵器の回収と管理のためだ。

 浮遊城のようにどこかに眠っている古代兵器が世界にはたくさんある。

 そして、それをこの時代の者に悪用されないとは限らないし、事故を起こして無関係な人々を傷つけるかもしれない。

 古代からの生き残りとして、ヒムロは一生をかけてこの仕事をやり遂げる言っていた。


 その長い旅のお供としてフェナメトは自ら手を挙げた。

 テトラの町で再会したときはヒムロを嫌っていた彼女も、今となっては彼のことを信頼している。

 たまにあたりが強い時もあるが、それも愛情の裏返しだだろう。


 フィルフィーは回収した古代兵器をロットポリスの工房に運搬する役目を負っている。

 今度魔動バイクをさらに高性能に改造すると意気込んでいた。

 また、旅をする際には危険も伴う。

 自衛用の兵器の開発も彼女は行っていた。

 『兵器を回収するために兵器を開発する』と言えばむなしい感じもするが、どうしても戦う力は必要だ。

 そのことを自覚したうえで彼女は日々研究に励んでいる。


 こうして思い返してみれば、まるでもう会えないような長い旅のような気もするけど、そんなことはない。

 この一か月の間にも何回か会っている。

 まずは近場から回収作業を地道に進めているのだ。


 あとあの戦いに関わった人のその後としては……レナスが目を覚ましたこと。

 正確にはレナスとして作り上げられた名もなき少女だ。

 彼女は他人の魂を押し込められた後遺症からか、記憶が混濁し軽度の幼児退行を起こしていた。

 各地に存在する放置されているであろうビャクイの研究所の後始末に彼女は必要な人材だが、今はまだ無理とのことだ。

 過去のことを聞き出そうとすると辛い記憶がフラッシュバックして苦しみだす。

 今はただ静かに休ませてあげなければならない。


 一つ前に進んだことがあるとしたら、新しい名前になったことだ。

 いくつかあった候補の中から彼女が良い反応を示した『シロナ』、それがあの子の名前になった。

 医者の話によると呼ぶとちゃんと返事をしてくれるらしい。

 でも、俺たちは彼女にとって辛い記憶の中の登場人物だ。

 そのため直接会うのを避けているがいつか名前を呼べる時が来るといいな。


 そうそう新しいことを始めた人物はもう一人いる。

 最終決戦の時はお留守番だったココメロだ。

 彼女は今まさかのネージュグランドにいる。

 俺たちがペルプから聞いた山の生活を話すと、野菜の種類が少なすぎると憤ったのだ。

 しかもネージュグランドは氷の精霊竜エンディゴを失ったことで少し気候が変わっており、今まで通りに作物が育ちにくくなっていた。

 ということで野菜のプロフェッショナル……というかスイカのアルラウネなので野菜そのものであるココメロが助っ人として出向いている。


 正直『そんなキャラだったか?』と思った。

 だが、今を思えば最後の戦いについていけなかったことを気にして、植物である自分にとって厳しい環境である寒冷地に身を置くことで成長してようとしているのではないかと思い始めた。

 その真意はココメロのみぞ知る。

 ちなみに土地を耕すためにイノシシの精霊獣であるパプルとヴィオも駆り出されている。

 つまり今このダンジョンに残っているのは……。


「結局この四人だね」


 俺、パステル、メイリ、サクラコの四人。

 最初期のダンジョンにほとんど逆戻りした状態だった。


「いや待て! 外から連れてきた戦力はまだいるぜ! 覚えてるか? テトラの町から帰って来た時にササラナから『イシガミ』っていうダイアモンドシェルクラブをもらったぜ! あいつがまだ……」


「あ、帰ったぞそいつ」


 サクラコの言葉をあっさりと否定するパステル。

 イシガミはダンジョンで海藻を育てるための海水を作ってくれるモンスター……だった。

 ササラナ曰く、イシガミは宝石などを食べたくてプレジアンの財宝にちょっかいを出してきたという話だったが、実際はササラナと遊びたかっただけのようだ。

 ダンジョン特産の魔石を食うだけ食ってササラナの後を追って海に帰っていった。


「なにっ!? じゃ、じゃあヒューラだ! 今は戦力にならないけどエンデに精霊竜の力を与えてくれた恩人だ! パステルの髪の中にいるんだろう?」


「ヒューラはシロナのところだぞ。自分なら気づかれないからちょっとシロナの様子を見てくると言って病室に入り込んで捕まったらしい。しかもえらく気に入られてしまったようで今じゃずっとシロナの話相手のようだ。本当にヒューラ相手にはよくしゃべると医者が喜んでいたぞ。ヒューラ本人も頼りにされるのはまんざらでもなさそうだったし……」


「じゃあマジで進んでないじゃんダンジョン開拓!」


「それは言わん約束であろうがっ……!!」


「皆さんお茶が入りましたよ」


 空気が張り詰めたところでメイリがお茶を出してくる。

 俺たちはそれを飲んで落ち着いた。

 こんな生活を戦い以降ずっと繰り返している。


 というのも、なんというか……気持ちを切り替えられなかった。

 戦いに勝利したことでロットポリスでは盛大なお祝いが行われた。

 もちろんその戦いの中心にいた俺たちも参加したが、なんとも気分が乗らなかった。

 周りに心配をかけたくないのでテンションを無理やり上げてはいたが……。


 ロットポリスにとってビャクイは完全に敵。

 無論、俺たちにとっても完全に敵だ。

 しかし、俺たちは彼の生の声を聞きすぎた。

 命が尽きる瞬間を見届けてしまった。

 決してその行動理由は理解できないものではなかった。

 許されない行動の奥にあるただの人間の夢を知ってしまった。

 そして、レナスの魂の叫びを聞いてしまった。


 今も俺たちの頭の奥に響いてくる彼らの声が……。

 そして、どうしても抑えられない微かな同情が……。

 この戦いを終わったと思わせてくれない。

 盛大なお祝いや人々からの祝福で気持ちを切り替えられない原因だった。

 人々は人間としてのビャクイとレナスを知らないのだ。


 とはいえ、俺たちもまた同じ状況になれば彼らを殺す。

 パステルの命を狙う以上、間違った選択はしていない。

 それがまたもやもやとする。

 あれは間違ってたなぁ……という後悔があれば案外そっちの方が割り切れるのだ。

 なんとも、救いがない戦いだった。


「……みんなであの時のことを思い出してしんみりしているついでに聞こうと思うんだが」


 静かな第十階層のリビングにサクラコの声が響く。


「なんであの時パステルは精霊力を吸い取られなかったんだ? あの時は気に入らない奴で流したが、レナスの気持ちもわからなくはないぜ。なんで精霊器からは吸えて純粋な精霊族のパステルから精霊力を吸えなかったんだ?」


「そういえば確か、パステルは仮説があるって言ってたよね?」


「私も聞いていました。気になります」


「そうか? なら答えようではないか。仮説は二つある。あの時に思いついたこと、そして後々考えたこと……その二つだ」


 長い話になりそうだ。

 そう思った俺たちは集中するために一度茶を口に運ぶ……。


「一つは私がすでにエンデとまぐわって純粋な存在ではなくなっているから。不純な精霊族の力は吸えないと思った」


 俺たちは一斉に茶を噴出した。

 サクラコはもちろん、普段はそんな姿を見せないメイリも思わず口から茶が出る。

 気まずい空気とちょっと困惑した視線が俺を刺す……。


「だがこれはおかしい。ビャクイなんか精霊族の臓器がツギハギだ。なのに奴の精霊力は確かに吸われていた。精霊族の体を切り刻んで得た力は純粋で、愛する者と肌を重ねたら不純なのか? そうなのかもしれんが、私はそうは思えなかった。だからずっと別の説を考えていたんだ」


 パステルは動じていない。

 本当に彼女も成長したものだ。

 元から肝が据わっていた気はするが、もはや恐ろしい。

 俺なんて顔が熱くなりすぎて涙がにじんできたぞ……。


「そしてたどり着いた。そう、私自身も精霊力を吸収して対抗していたのだ。正確には私の中の新しい命が精霊力を引き付けて離れないように留めてくれていた。これが私の出した答えだ」


 そう言って下腹部をさするパステル。

 俺は慌てて確認を取る。


「パ、パステル……本当に言ってるの!?」


「ああ、今思い返せばあの時下腹部が熱くなっていた気がする。まあ、あの装置は壊してしまったので同じことをして証明しろと言われれば困るが……」


「そ、そうじゃなくて! その……お腹の……こ、こどもの……」


「んー、実はな……最後の戦いの前に気づいておったのだ。精霊力を高める修行の最中、自分の中に別の力の発生源があると気づいてな。最初は『なんだこれは!』とか『病気か?』と思ったが、冷静に考えればそういうことだな……と」


「ならどうして相談してくれなかったの? 言ってくれれば……」


「だからこそ言わなかった。言えば戦うことを止められると思ってな。腹に子がいるからなんだ。結局ビャクイを止められるのは私だけなのだ。子が出来たと皆が知ればいらぬ緊張を生み、作戦の成功率が下がる。失敗すれば大切なものを失い、また犠牲を生む。ならば少しの間黙っていれば良いだけではないか。それだけの話だ」


「でも、そうだとしても戦いが終わって一か月じゃないか。もっと早く言えたんじゃ……」


「私だって言いたかったがな! だが多少は恥じらいと心配というものがあったのだ! なかなか急には言い出せん。みなの前で子どもが出来たなど! どういう反応をされるかわからなかったからな……」


 そうだ。パステルは何も悪くない。

 彼女の変化に気づいてやれなかった俺が悪いんだ。


「ごめんパステル……俺、何もわかってあげられなくて……」


「ま、まあ……腹も膨らんでいない状態で気づかれてもそれはそれで怖いのだがな。あまり気にするなエンデ。男はどんと構えていれば良いのだ。くよくよするな」


「わかった、俺に出来ることがあったら何でも言って! その……何をすればいいのかまだよくわからないけど」


「その気持ちだけで嬉しいものだ。しかしあえて言うとしたら、もっと激しく愛してくれても良いのだぞ……? 優しく扱ってくれるのも嬉しいが、時にはもっと乱暴に……」


「うっ……ちょっと難しいかもしれないけど、頑張るよ」


「ふふっ、心はすっかりエンデの物だが、体もエンデなしでは生きられないようにしてくれることを期待しているぞ。無論、エンデも私なしでは生きられない体にしてやる……ふふふふふふっ……!」


 パステルの今までで一番魔王らしい笑い声を聞いた。

 久しぶりにここまで楽しそうに笑う彼女を見た。

 俺はやっぱりパステルのことが好きなんだと再確認した。

 無意識に彼女の体に手を伸ばして……。


「ストーップ!! おいおい、俺たちがいることを忘れてここでおっぱじめようとしただろ! イチャイチャするのには慣れたが、流石にそれは直視できないぜ! 俺が恥ずかしい! メイリもなんか言えよ!」


「私は……ちょっと興味があります……。種族としての本能がそろそろそういうことを知っても良いのではないかと叫んでいます……。サキュバスですから……。見たい、見たい、パステル様とエンデ様がまぐわ……」


「戻ってこいメイリ! お前はそんな奴じゃなかっただろ! いつの間にかスケベスライムの俺が一番常識人になってるじゃん! みんな色ボケしすぎだ! せっかく心の底からお祝いできることが見つかったのに!」


「ハッ! そうでした! その事実に驚くばかりで、まだ新しい命を授かったことをお祝いしていませんでした!」


 二人はピシッと背筋を伸ばす。


「この子のおかげで俺たちもやっと気持ちを切り替えて前に進めそうだ。心からおめでとう! エンデ! パステル! 結婚式とか新婚旅行の下調べなら任せてくれよ! 世界中回って最高の場所を探してくるぜ!」


「エンデ様、パステル様、本当におめでとうございます! 掃除、洗濯、炊事、戦闘……そしてこれからはお子様のお世話もお任せください。私は……メイリはこれからもずっとお仕えいたします」


 その表情はにこやかで心から俺たちを祝福してくれていることが伝わった。

 パステルや生まれてくる子どものことだけでなく、慕ってくれる仲間たち、今は各地に散っている友人たちに恥じない存在にならければならない。

 ただ、今は……。


「ありがとう、みんな!」


 涙でその一言しか出てこなかった。




 ● ● ●




「はぁ……」


 感動的な雰囲気だったとはいえ、誰よりも先に大泣きしてしまった。

 これでは威厳も何もあったものではない。

 なんとも不安な新生活のスタートだ……。


 俺は毒の池の水面にうつる自分の顔を見つめる。

 ここで溺れてからいろんなことがあった。

 顔立ちも少しは変わったのだろうか。

 カッコよくなってるのかな。

 自分の顔の変化って、意外と自分が一番わからないものだ。


「私が立っていたのはこの辺だったかな」


 池から数メートル離れた木の側にパステルが立っていた。


「うん、その木の側だった気がするよ」


「確かエンデは裸だったな。まったく頭のおかしい男にいきなり出会ってしまったものだと思ったよ。それが約一年後にはその男との間に子を授かることになるとはな……。人生とはわからんものだ」


 パステルが俺の側に来る。

 あの時は毒が危険だから近寄るなって叫んだっけ。

 今の彼女なら鍛えたスキルでいくらでも毒から身を守れるだろう。


「さっきは私も泣きそうだったぞ。だから気にするな。素直なところがエンデの良いところだ」


「……ここに来ると、涙を流すほど嬉しい出来事がある幸せを実感できる。何もかも終わったと一度は思った場所だから」


「うむ」


「でも、やっぱり人前で泣くのは恥ずかしいね。子どもには見せたくないよ。強いお父さんでいたいなぁ……」


「それもいいだろう。さあ、ダンジョンに帰ろう。そろそろ日が落ちる。メイリがごちそうを用意して待っているぞ。今日は四人でお祝いをして、明日からはみんなに報告して回って結婚式の予定を押さえなければならん。ダラダラしていると腹が膨らんできてドレスが着れなくなってしまう。私はウェディングドレスが着たいのだ!」


「そうだね、明日からまた冒険だ」


 俺は立ち上がって毒の池に背を向ける。

 そして、先を歩いているパステルに追いつくと、その体を後ろから抱きしめた。


 これからどうなるかはわからない。

 でも、彼女とともに生きる人生はきっと色鮮やかなものになる。

 俺がそうしてみせる。

 確かな決意と愛を胸に俺たちは前に進み続ける。


「愛してるよパステル。これからもずっと」

「ああ、私も愛しているぞエンデ。ともに歩んでいこう、永久(とこしえ)に」




 ● ● ●




 PASTEL POISON ~パーティに毒の池に沈められた男、Sランクモンスターに転生し魔王少女とダンジョンで暮らす~


 -END-

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

あっちへこっちへと転がる話をすべて書ききって二人をハッピーエンドに導けたのは応援してくださった読者のみなさんのおかげです。

ただただ感謝しかありません。

PASTEL POISONを読んでくださったすべての方、ブクマ評価してくださった方、感想を書いてくださった方、本当にありがとうございました!


※7/15追記

新作『白紙の冒険譚 ~パーティーに裏切られた底辺冒険者は魔界から逃げてきた最弱魔王と共に成り上がる~』(https://ncode.syosetu.com/n4155fp/)投稿開始!

『PASTEL POISON』のフルリメイク作品です!

キャラの性格は引き継ぎつつ中だるみを見直し、多くの新要素を加えてストーリーを再構成しました。

本編は完全新規書き下ろしなので前作を知ってる人も知らない人も楽しめます!

ぜひこちらも読んでみてください!

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