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月の裏側

月の裏側

作者: ぱへ

つらつらとはじめます。稚拙で読みづらいと思いますが、お付き合い下さい。

ここから空はあまり見えない。おなかがすいた。内職用の本も読み終えてしまった。代わり映えのない毎日だった。自分の事を主人公だと思った事はないし、趣味も特技もこれといって持ち合わせていない。

しかし、不満がある訳でもない。学校では程々の成績だし、これからもそうだと思っている。なんでこんな事を考えているかもわからない。あまりに暇だと無駄な事を考えてしまうものだ。そう勝手に結論づけて黒板を見る。今は授業中だ。教科は日本史。

歴史は嫌いだ。何故って、特に理由はないけれど。歴史ならせめて世界史がいい。難しい漢字も覚えなくていいし、今の世はグローバルを何かと推し進めているし。目の前のことから逃げる理由なんていくらでもあるけど今日はこれで終わりにした。教科書を読んでも感想は、わざわざそんなに戦わなくても良いのにと言うくらいだ。

でっかいクモだの鬼だのとも戦ってるなんて、おかしい話だ。こんな絵には特に意味はなくって、昔の人もきっと暇つぶしに書いた程度に決まってる。だけど先生はさも重要なことのように語るのだ。

淡々と覚える。それだけ。僕の将来にこんなもの使うとは思わないけど、ひたすら暗記する。少なくともテストで赤点を取らないためには必要だ。

僕、安倍明はそんなつまらない人間だった。

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