表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白菊のしらべ  作者: 柊 さつき
4/20

出会い3

「おはよう。宿をとらずに、滝の裏で寝泊りしたの?」

「一文無しだからね」

「なら、うちに来ればいいよ」

「……昨日もそうだけど、そう疑いもせずにそう言える?」

「貴方が、そう言うのもわかるけど、ヒカルが懐いた人に悪い人はいないのよ!」

「わかった。しばらくお邪魔するよ」

暁は力説する白菊に負けて、承諾した。

「えっと……。名前は?」

「白菊よ。みんな菊って呼ぶわ」

「そうか。で、白菊。今の音は、昨日の楽譜の曲なのか?」

「そうよ。私は弾き手としてはまだまだだから、練習しないとね」

「いや、良かったよ」

「ありがとう」

暁の素直な感想に、白菊ははにかんで応える。

「笛の練習に、水桶?」

暁は、白菊の側に置いてある水桶に目をとめる。

「練習をしに来たのもあるけど、兄さんが喫茶店をやっていて、そこで出す珈琲を淹れるための湧き水を汲みにきたの」

白菊が湧き水を汲んでいる間に、暁は滝の裏を片付け、身支度を整えて出てきた。

「それじゃあ、行こうか?」

暁はさり気なく、白菊の持っている水桶に手を伸ばし、水桶を持って歩き出した。

道すがら、暁は自分が歩いてきた旅先の事を話した。

「ごめんなさい。重いでしょう?」

「大したことはないよ」

「ありがとう」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ