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ハツコイノキオク  作者: 桜木芯太
2/2

第2話

 だれかが廊下を走ってきた。

「うわぁぁぁ!転校初日から遅刻だぁぁぁ!」

どうやら転校生らしい。隣のクラスのようだ。勢いよく扉を開いた音がした。

バァーン!

「あれ?誰も居ない!なんだ!?神隠しか!?」

どうやらコイツは『バカ』らしい。関わりたくないなぁ。

「ここはどうだ!?あ、誰か居た!」

うわ…絡んできたよ。

「なあ!」

「なによ…」

「みんなどこに行ったのか教えてくれないか?」

「…体育か―」

「あ!そっか!体育館か!Thank you!」

「あ…」

なんなの、アイツ。人の話途中でさえぎるなんて…。あれ?なんか体が熱い…?うそ…なんで私の心臓バクバクしてるの!?なんで!?本当に分かんない!私はあんなバカみたいなヤツに恋したの!?確かに理想に合うけどさぁ。よりによってあんなヤツだったとは…(泣)と、そこへ

「あ、お前何やってんだよ。早く体育館行け!」

出ました。生活指導のS先生。

「え…?途中で入っても大丈夫なんですか?」

「ダメな訳ないでしょ。ほら、早く」

少し緊張しながら移動する。

「今日、体育館に集めた理由って転校生のことですか?」

「あれ。バレた?お楽しみにしたかったのにな~」

やっぱりあいつだ…。できれば参加したくないなぁ。

 そんなこんなでバカの歓迎会らしきものが終わった。あいつ…。壇上ではしっかり喋りやがって…

おまけにルックスいいから、そこらじゅうで「カッコイイ」だの「ファンクラブ作ろうかな❤」だの騒いでいる。では、壇上で彼が語ったことを簡単にまとめてみよう。

「みなさん、こんにちは!今回この中学校に転校してきました、鏡音レンと申します。好きなスポーツは陸上です。特に短距離には自信があります。好きな教科は理科です。学年は2年です。よろしくお願いします。」

名前は「レン」というらしい。…完全にイイ子ぶっている。しかも部活が同じ…そのうえ得意(好き)な教科まで同じとは…。なにか運命的なものを感じるのは私だけだろうか?


お読みいただきありがとうございます。

まだまだ新米ですが、頑張っていこうと思います。

さて、次作の投稿予定ですが、8月下旬を予定しております。

お楽しみに!

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