序 日常に迫るもの
かなり短いです、すみませんm(_ _)m
村上家と沼井組の騒動が終結してからしばらく経ち、7月に入った頃。
滝本市民の間でもまだ騒動の話題がたまに出てくるが、日常に流され、過去になっていく。
滝本高校ではプール開きや期末テストなどがあり、忘れ去られることはなくても騒動の話題がほとんど出なくなっていた。
竜心たちの周りでも真相を知る者だけで集まった時に話題に出ることはあったとしても、騒動が影を落とすことはなかった。
騒動の影響といえば、騒動が起きる前よりお互いのことが分かり、距離が縮まったくらいだろうか。
騒動が終わってからの竜心たちの日常と言えば、
プール開きでは武仁がまた調子に乗ってクラスの女子に非難された。
期末テストではまた武仁が竜心・浩信・賢治に泣きつき、那美・灯・千香を交えて勉強会をして乗り切った。
竜心たちは騒動が終わった後も普通の高校生活を満喫していた。
竜心はいつも通り朝5時に起き、日課の鍛錬のために家を出た。
いつものコースで、すれ違った人に挨拶をしながら走る。
コースの途中にある公園で筋力トレーニング、動きの型などをして、またコースに戻り、家まで戻る。
……その竜心から少し離れた位置で気配を消しながら追っていた影は、竜心が家に戻ったことを見届けた後、姿を消した。
竜心はいつも通り朝食を作って食べ、8時に家を出て学校に向かった。
昼は浩信・武仁・賢治と学食で済ませ、教室に戻ってから那美・灯・千香も合流して雑談が始まる。
竜心がバイト先に向かうために一人で下駄箱に向かっていると、通りかかった静と少し会話を交わし、挨拶して去っていく。
……その様子を遠方から伺う者がいた。
竜心たちが村上家と沼井組の騒動を終結させて取り戻した日常に、何かが迫っていた。
第一話も続けてアップするつもりで書いた話ですが、第一話がまだ書けていません(T-T)
すぐにアップするのは難しいですが、一週間以内にはアップします~




