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待つ時間  作者: ゆら。


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16/25

なんで話したいんだろう?


放課後。


校庭のベンチの近く。


新しい自販機。


期間限定。


クラスメイトS

「え、これ見た?」


みんな集まる。


笑い声。


ーーー


早瀬。


少し見る。


飲み物。


二度見。


少し笑う。


ポケット。


スマホ。


取り出しかける。


止まる。


しまう。


ーーー


水城、横を見る。


「どうした?」


早瀬

「いや」


少し間。


早瀬

「お前に言おうと思った」


水城

「何を」


早瀬

「新しいジュース」


水城、少し笑う。


水城

「言ってる」


早瀬

「しかも隣にいた」


少し笑う。


ーーー


歩く。



早瀬

「なんでだろ?」


水城

「何が」


早瀬

「なんかあると」


少し間。


早瀬

「最初に」


早瀬

「お前に言いたくなる」


静か。


水城、一瞬だけ止まる。


でも、


すぐ歩き出す。


水城

「最近」


少し間。


水城

「毎日一緒だから」


早瀬

「……そうかな」


水城

「そうじゃない?」



少し歩く。


早瀬

「でも」


少し間。


早瀬

「青木とも毎日いる」


水城。

「……」


少し考える。


水城

「分からない」


早瀬。

「お前の観察力でも?」


水城、笑う。


水城

「観察しても」


水城

「分からないことある」


静か。


歩く。


早瀬

「へぇ」


少し間。


早瀬

「珍しい」


水城

「そう?」


早瀬

「お前」


早瀬

「分からないって」


早瀬

「珍しい」


水城。少し笑う。


水城

「あるよ」


少し間。


水城

「結構」


ーーー


夕焼け。


二人。


歩いていく。



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