1.まずは冒険者の宿で依頼を聞くところから
GM:君達は、冒険者の店の仲介によって、ある村の奇怪な事件解決のために呼ばれたのであった。
エクレア:「えっと、それで……話を詳しく教えて欲しいな?」
GM:そんな、君達も村に着きひとまず休憩とばかりに宿屋兼任の食堂で寛いでいるの…って聞かれた?!
エクレア:「ねえねえ、どんな依頼だと思う? ビービー? 何か噂聞いてない?」
GM/宿屋のおっちゃん:「ん? ああ、なんか森の中で時々襲われるんだとよ」
エクレア:「何か? どんなのどんなの? ドラゴン?」
バニラ:「……ドラゴンとは戦いたくないなぁ……」
エクレア:「ドラゴンって、強いの?」
バニラ:「そりゃあ、ドラゴンっていったら強いモンスターの代名詞なんじゃない?ほら。御伽噺で勇者様が戦ったりするもの」
エクレア:「そっかぁ……でも、森にドラゴンが現れただけで、それが奇怪な事件なの、マスター?」
GM/おっちゃん:「さあな、詳しくは知らんよ……村長の方が詳しいんじゃないか? 呼んだのは村長だしな」
エクレア:「へえー……じゃあ、そのドラゴンを退治したら、さらにメイドスターズも有名になるよね♪」
BB:「エクレア森に現れたのはドラゴンと確定していない。少し落ち着け」
エクレア:「そうだね♪。あたしたち、もう十分、有名人だもんね♪」
GM/おっちゃん:「ドラゴンなんて誰も言った覚えないぞ?」
エクレア:「うっ……はぁい……。じゃあ、ドラゴンじゃない何かを倒せばいいのね!」
GM/おっちゃん:「ま、そんなところじゃないのか?」
エクレア:「あと、村では何か、起きてないの? 夜な夜な幽霊が現れるとか?」
バニラ:「そういえば今回って……、私たちに名指しで依頼が入ったんだよね。……(躊躇いがちに)メイドスターズの名前で……。ここの村長さん、何考えてるんだろう……」(がっくり)
GM:そぉーーーーーーだったのか?! 指名だったのか?!
バニラ:事件解決のために呼ばれたっていうから。てっきり(笑)。
GM:冒険者を仲介で呼んでもらっただけです(笑)。と言いたいところだけど、まあ、指名ってことで(笑)。
BB:「言っておくが、指名というのも間違いだ。この仕事はたまたま、我々に割り当てられたにすぎない。依頼主が我々のことを知っていれば依頼したかどうかは疑問だな」
GM:というかどっちでも良いのさ!
エクレア:「って、それなら、あたし達が来たと知ったら、喜ぶよね」
バニラ:「あ。そうなんだ。良かったぁ……。……うん。そうだよね。普通の神経なら依頼しないよね」。ほっとしたような顔をする!。
エクレア「って、なによぉ~。そんなことないもーん」(頬ぷくっ)。
BB:「そういうことは自分の格好をみてからいうことだ……どこの世界にメイド服をきた冒険者を喜ぶ人間がいるのか……私には疑問だな」
エクレア:「もう……格好いいのに……格好いいのに……」(びーびーに言われてしょんぼり)。「それでマスター、村で異変は何かないの?」
GM/おっちゃん:「ん~、たまに変な格好で村人が森から走ってくるくらいじゃないか?」
バニラ:「……変な格好??」
エクレア:「変な格好……? どんな格好……?」
GM:おっちゃん「ん…いや、村長に聞いたほうが早いんじゃないか?」
BB:「そうだな、食事が済んだのなら依頼主のところをたずねるとしよう。」
エクレア:「じゃあ、村長さんとこ、いこ! うん!」
バニラ:「うん」
GM/おっちゃん:「騒がしいのが来たもんだ」
エクレア:とてとてとメイド服を翻して! 向かうは敵の城、村長!
GM:何だって?!
バニラ:「うぅ。皆変な目でみてる。やっぱり恥ずかしいよぉ……」。現在、メイド服+鎧装備中。
エクレア:「そんなことないよ、バニラ、似合ってる、似合ってるってば!!」
BB:「バニラ……今日のエクレアはいつもにまして暴走してるようにみえるが……気のせいか?」
バニラ:「気のせいだと思いたいっ」
BB:「……まぁ、いつも通りのエクレアだな」
エクレア:「って、ひどーい。それはあたしはいつも賑やかだけど!」
バニラ:「この間、サニティをこっそりとかけてみたの。……なおらなかったよ」
BB:「抵抗を抜けた無かったのか、これが平常心なのか……思うに後者だろう」
エクレア:「あ、ここだね、ここだね! 早く早く!」(手を大きく振る)
バニラ:「でも、元気なのはいい事かな。それがエクレアの長所だもん」
BB:「物は言いようだな……まぁ、いつものことか」
バニラ:にこっとBBさんに微笑んでからエクレアの方にたたたーっと。敏捷力7で走った。