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第六話「私はよわい」

「生半可な体で立ち向かっては散っていったものを何千人と見てきた。その度に口に出す言葉は「なんとかなる」「戦える」


実績をしらん愚か者に術があるわけないだろう……………そんなやつが国どころか人一人を救えるわけがねえ!


夢を見るなら今のうちにしておけ。王の威厳がないお前には、この修羅を越えることはできない


一生だ!!!



それでもいくと言うのなら、俺を越えろ─」


ベローネとドーマ王の戦いが、始まった!


「…………ドーマ王を、たおせと……?!」


「逃げるか倒すか、さあ!選べ!!!」

ドオトオオオオオオオオオン

でかい壁がさらに押し寄せる!!

ベローネは悟った、これは負けると

勝てないと


しかし勝たねば進めない

そう、ベローネは負けられないのだ


しかし、足は動かない、体は膠着している


なす術は、なかった


ベローネは尻もちった。

立ちすくんでしまったのだ

「……………王とは、誰かのためになにかを背負うもの。大衆を背負うなら、それだけの命を預かること


すなわち王とは象徴…その象徴が崩れては命を預かる側も、預ける側も、何の覚悟もないままついえる。」


ベローネは言葉がでないまま、涙を流していた

「無謀と勇気は表裏ではない、過信こそ死を招く。

その力に甘えては王たるなにかを見つけることはできない…………俺はそうやってこの玉座に君臨した。」


あの頃の俺は力がなかった。

カッツォリネに手も足もでなかった。何にも及ばずただ貴族というレッテルに評価額出されるだけの人生だった。


だが奴は名前負けもせず、民からも慕われていた。

同じ年の子なのに、なぜこうも差があるのか


俺は奴を覗いた。


奴はストイックだった。なにもかも背負い、なにもかも手柄にし、そうやった繰り返しが奴を目覚めさせたのだろう、王という器を


俺は奴の真似事にあやかった。

ヘヴィーロックという猛獣をたったひとりで倒した奴の真似をした。


だが俺は馬鹿だっただけに無謀の勇気で立ち向かった。勝算はない、威厳も力もない。

そんなことわかった上で挑んだ。


結果は片腕を失うことになった。


死を見た。


全てを投げて戦って得たものは傷という無様なものだった


猛獣に傷もつけられなかった俺はこの国を飛び出した。かなりはなれた国の騎士団に入り、修行を積み、世界が音をあげる問題にも立ち向かい、おれは大きくなった。


いづれこいつも同じ道をたどる、俺のようにはさせんぞ。カッツォリネ。


「わかったらとっとと車にのって帰れ。お前ら!帰還の時間だ。」


「はっ!!!」

ドドドドドド土

兵たちが集った!その時間わずか0.000000023秒!

しかしそのとき!ドーマ王に一本の連絡がはいる!


「ドーマ様!」


「こいつを連れて帰れ」

「そのところ申し訳ないのですが…………」

「なんだ!」


……;…………………………


「‥‥‥‥‥…な、なに!?…」

ドーマ王動揺した!!!!!

「たった今はいった情報です、間違いないかと」

「どう致しましょう」


「わたし………は…………よわい……………」

ベローネは呟きだした


「…お前!泣いている時間はないぞ!」


「…………え?」


「やっぱおまえを国へ返す、だが俺も同行する!!!」

「え!!!!????」

なんと!国へかえるというのだ!!


「ドーマ様!ハーヴェストへ向かう手筈が整いました!」

「ザボーンがが奴の国を制圧したと入った。ハーヴェストが危機に貧している、行くぞ」


「そんな!!!!!襲われたばかりなのに……なんで!」


「やはり奴はそういう悪運は昔から強かったということか…!お前ら!臨時応戦に入れ!奴らはどこで待ち伏せているのかわからんからな!」


「はっ!!!!!!」


「いけ!ごん!!!!!!!」


ヒヒ~~~~~~~~~~~ン

馬だ!


「ワイバーン隊!前へ出ろ!」

「は!!!!」

《ワイバーン》グオ~~~~~


いくぞ!!!!!!!!!

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお


いまベローネはピンチだ!

ハーヴェストはどうなっている!?


ハーヴェストがピンチ!どうなるベローネ!!!

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