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初狩り、初魔法

 グギュルルル〜……。


「そういえば食べてなかったわね」


 お腹を鳴らすなんてはしたないけど、ここにいるのは私だけなので問題なし。


 牢屋にいた時は粗末な物しか食べてなかった。


 硬いパンに冷めたスープ、腐りかけの野菜のサラダ……、しかもそれすら出ない時もあって餓死寸前だった。


 それでも、我が家にいたメイドがこっそりと差し入れをしてくれてなんとか生き延びた。


「食料は……、さすがに調達しないといけないわね」


 私は家を出て森の中に入っていった。


 確か魔力が備えているはずだからどんな感じなのか試してみたい、という気もある。


 狩りのやり方は昔、お祖父様に教わった事がある。


 なるべく音を出さずに気配を隠して獲物に近づく。


 探していると野ウサギを見つけた。


(魔法がどういうものが使えるかわからないけどやってみましょう)


 私は脳内で想像して指先に光の玉を出した。


 それを野ウサギ目掛けて投げた。


「ピギャッ!?」


 悲鳴を上げて野ウサギはバタッと倒れた。


「やった! 狩り成功だわ!」


 ピロリン♪


〈雷魔法サンダーボールを習得しました〉


 脳内にそんなアナウンスが流れた。


 私は野ウサギを持って家に戻った。


 が、一つだけ問題があった。


「私、料理はやった事ないし、捌いた事も無いわ……」


 改めてこれからは一人でやらないといけない、という現実に突き当たった。



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