↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/18

ロイラさんと話しました

 話が纏まった所で私はエリオ君とシェーラ嬢を二人きりにしてロイラ様と話をする事にした。


「ロイラ様、どこの者かもわからない私の話を聞いていただきありがとうございます」


「いやいや、貴女が普通の女性ではない事はひと目見てわかりましたよ」


「はい?」


「仕草振る舞いから高貴な家の出身である事はわかりましたし、話し方から教養を身に着けているのがわかります」


 うーん、やっぱりわかる人にはわかるんだなぁ。


「お察しの通り、私はとある国の公爵令嬢でした。訳あって詳細はお教え出来ませんが最近こちらの国に住んでおります」


「そうでしたか、色々あったんですね」


「えぇ、色々ありましたが今は心穏やかですよ」


 そう言って私はニコリと笑った。


「心穏やかが一番ですよ、エリオ君を見ていると痛いほどわかります」


「それほどひどい目に会っていたんですか?」


「シェーラがね、『エリオには黒い靄がかかっている』て言ったんです。あの子には感情が目に見えるみたいなんですよ」


 そんな能力があるのか、嘘をついたらすぐにわかるでしょうね。


「それで密かにロンバート家の内情について調べました」


「エリオ君への虐待がわかったんですね」


「シェーラがエリオ君を婚約者に選んだのは魔力云々ではなく彼の人柄なんです。僕も彼の事を気に入ってます。あの家はそれを全く理解していなかった。血の繋がった家族なのに……」


「……そういう家もありますよ。私も両親に裏切られた身なので」


「そうなのですか……」


「えぇ、まぁ話し合えていなかった私も悪いんですがね、家族って血の繋がりだけじゃ成り立たない物なんだなぁ、てつくづく思いましたよ」


「そうですね……」


 ロイラさんはちょっとだけわかる、みたいな表情を見せた。


 まぁ、ロイラさんも抱えている物があるんでしょうね。


   

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。