第六十・五話 逃げた領主を追って の纏め
第八章 第三部の纏めだけです。
第八章、第三部アドネ領主の逃走ルート、そして主人公追跡ルート
(簡単に言えば同じです)
<<アドネ領>>
・アドネ領主:アンテロ=フオールマン侯爵
敗北を知り、アドネの領主館から逃げ出し、北部に見つけた地下迷宮に逃げ込む。残りのリザードテスター三体と数名の兵士に守られるだけとなる。
恐怖に満ちた男の死に顔と、勝てる見込みのない者達に喧嘩を売ったことを憂い、全ての感情、思考を無くして、植物人間と成り果てる。
・お抱え魔術師
年齢的には40歳代であり、魔法を使うのが楽しみ。
常に魔法の研究や訓練を欠かさなかったので、通常の魔術師に比べれば強いのだが、その魔術師よりも訓練を重ねているスイールには及ばなかった。
領主に忠誠を向けているわけでなく、ただ、給料が良かったからである。
・狂気の研究者
リザードテスター(後述)を生み出した、研究者である。奴隷や捕まえて来た人や亜人、獣の命を軽く見ており、殺すことに何の躊躇もしない程、頭のねじが外れている。
リザードテスターを作り終えた後は不死の兵士(後述)を作り出す。その完成を領主に見て貰う筈だったが、エゼルバルドとヒルダに踏み込まれその機会を失う。
研究室に乗り込んで来たエゼルバルドとヒルダを腕力にものを言わせて痛めつけたがそれまでだった。
魔術師スイールの逆鱗に触れ、不死の兵士を何処にも見せる事無く痛めつけられ、死を迎える事になった。
・不死の兵士
アドネ領主が逃げ込んだ地下迷宮に現れた、最後の人造兵士。
身長は2.5mで人の姿のまま大きくした。だが、ゴリラの様な体毛に覆われている。踏み込んだ時に完成の為腰に布を巻いているだけで、武器も防具も何も持っていない。脳は子供並みの知能だが、リザードテスターからの移植が成功し、素手での攻撃でもそれなりの脅威となる。
・蜥蜴の実験体
スイール達が商人の護衛でベルグホルム連合公国からルカンヌ共和国に向かう際に遭遇した蜥蜴の実験体の残り、三体である。
制式な百体とは違い、腕や足にリザードマンの皮膚が移植されており、並の剣技では全く刃が通らない。エゼルバルドが右腕を切り飛ばしているが、遠心力と魔法の剣の力を乗算しているために出来た芸当であった(切り落とした後は姿勢を制御できぬ程だった)
<<会合の男達>>
グレンゴリア大陸のディスポラ帝国を除いた七か国の代表である。
・アーラス神聖教国
・トルニア王国
・スフミ王国
・ルカンヌ共和国
・ベルグホルム連合公告
・アルバルト国
・ザー・ラマンカ国




