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第十話 二つ名の戦士【改訂版1】

2019/3/5改定

 スイール達は行き倒れの男をソファーへ寝かせて、食事の支度をするために台所へ向かう。


 エゼルとヒルダにも夕食の準備を手伝って貰おうと踏み台を用意する。二人は孤児院でもシスターの手伝いをしているらしく、包丁は使い慣れているらしい。

 早速と、エゼルには根菜類を四角く切りそろえて貰い、ヒルダには鍋に水を入れて薪に火をつけて貰う。

 根菜類は水のうちに鍋に入れておく必要があるので、スイールはエゼルと協力し、手早く準備を終える。


 鍋がぐつぐつと沸騰するまでに、守備隊から貰ったウサギを解体して肉を切りだす。そして、下処理をしたウサギ肉を鍋に投入する。ウサギ肉に熱が通り出すと灰汁が出るのでレードルで取り去る。

 最後にコンソメ風味に味付けをしてスープが完成する。


 その他に、バケットを切って炙ったり、この時期しか食せない生野菜を簡単なドレッシングで盛り合わせたサラダも用意した。


 一人暮らしをしているスイールだけに、あっと言う間に夕食の準備が整った。当然、エゼルとヒルダの手伝いも時間短縮に貢献している事も忘れてはいけない。


「さぁ、簡単だけど、食事にしよう」


 テーブルに夕食が広げて、お祈りもそこそこに夕食に手を出す。


 まず、ソファーに寝かせた男にスープを渡す。大きめの器では食べにくいだろうと、取っ手の付いた広幅のカップを用意をした。スイールが男の口にカップを運ぶと、カップを傾けてゆっくりとスープを飲ませる。まだ、体が受け付けないとだろうと、慎重にである。


 腹にスープが入り体が温まって来たのか、それとも馬車で食べた携帯食が消化され始めたのかは分からないが、顔色が良くなり手ずからカップを持って傾け始めた。

 その内にカップが空になるとおかわりを要求してくるのであった。


 スイールがスープを飲ませる光景を、ヒルダが食事の手を止めてじっと見つめていたのが印象的であった。何処に興味を持ったのかは不明だが、遊び以外に興味を示してくれるのは良い傾向だとスイールは思ったようだ。


 ヒルダの視線を感じつつ、男は具のたっぷり入ったスープを受け取ると、スプーンで口に運び、急いで食べようとしていた。


(この男、どれだけ食べてなかったんだ?)


 スープに飛びき方にびっくりするが、空腹の体に食べ物を急に入れると吐き出してしまうと、ゆっくり食事を取ることをスイールは推奨した。

 久しぶりの温かい食事に我を忘れていたようで、注意されてからは楽しむ様に食事を食べていた。


 さらにもう一杯、おかわりを食べきった男は、腹半分ほどになったとある程度満足していた。とは言え、まだ食べたり無さそうで、炙ったパンも手元に引き寄せていたが。

 少し元気になった所で、スイールは男に回復魔法(ヒーリング)を掛けた。疲れなどは取れないが、痛めた筋肉を回復させるにはもってこいである。

 それにより、男は口が回るほどに元気になったが、足腰はまだフラフラして一晩の休憩が必要であった。


「はぁ~。やっと人心地付いたわい。無様な格好を見せてしまいすまん。オレ、いや、私はヴルフ、【ヴルフ=カーティス】と申す。この度は助けていただき、ありがたく思う。あの時、通りかかってなかったら飢え死にしてたことだろう。ホントに感謝しておる」


 ソファーに座り直し、背を伸ばしてスイールにお礼を言った。男が語った名前にあれと思ったのか、エゼルが反応したのである。


「あれ?何処かで聞いた事ある。有名な騎士って学校の誰かが話してた気がする……」


 エゼルが首を傾げて思い出そうとするが、その前にスイールが思い出して口を開く。


「エゼル、”速鬼(そっき)”のヴルフだよ」


 スイールは聞きなれない言葉をぼそっと漏らした。


「おぉ、それを知っているか。ほれ」


 ヴルフは胸元に仕舞ってあったギルドカードを渡した。カードにはヴルフ=カーティスの名前が記載されており、本人と確認できた。

 ヴルフ本人はその、”速鬼(そっき)”との二つ名少しばかり恥ずかしいと思っている様で、照れているのであるが。


「なるほど、今は仕事依頼請負ギルドでいろいろと働いているんですね。あ、申し遅れました、私はこの家の主でスイールと申します。この子たち、本来は孤児院で暮らしているのですが、私の魔法の生徒で、エゼルとヒルダと言います」


 スイールは名乗るのが遅くなったと頭を下げて、自らを名乗ると同時に二人の子供も紹介した。


「先ほどの兵士たちは覚えていますでしょうか?この先のブールの街の守備隊で隊長のジムズとその隊員達です」

「なに?随分偉い人に助けて貰ったのか。これは。起きたらお礼に伺わなければならぬな」


 行き倒れた所を助けて貰い、食事までご相伴に預かり、感謝の極みと再び頭を下げた。さらに、通りすがりとは言え守備隊の隊長の世話になったとは思ってもいなかった。まぁ守備隊とはかすかに記憶があるのだが。


「そうそう、どうしてあの場所で行き倒れていたのでしょうか?」


 ”話は変わるが”と断ってから、行き倒れの根本的な理由をヴルフに尋ねる。


「依頼だから詳しい事は言えんが、とある男を追っていて、ブールの街に逃げたと情報が入って急いで追い掛けたんじゃ。旅の準備もそこそこだったんで、途中で狩りでもしてと思ったんだが、その狩りが上手くいかんで、この有様だ。もう少しで街にたどり着けたんだが……。恥ずかしい限りだ」


 仕事である男を追ってブールの街へ来たと語った。守秘義務があるから詳しい事は話せないらしいが、緊急だとは分かった。


「ねぇ、スイール。”速鬼(そっき)”ってなぁに?」

「エゼルは知らないのか。えっとね、この国の騎士の中で、剣を振るう速度が異常に速い騎士がいたんだ。その騎士がある時、戦争で名を上げて、そこで付いた二つ名が、要するにあだ名なんだけど、鬼のように速い”剣速”から、”速鬼(そっき)”、”速鬼(そっき)のヴルフ”と言われるようになったんだ」


 その後、騎士を辞めて聞かなくなったんだけどね、とスイールは付け足した。


「ふ~ん。おじさん、すごいんだね」

「あのね、オレはまだ二十八だ。おじさんじゃないよ。お兄さんって呼ぶように。いやなら、ヴルフさんだ」


 屈託のない笑顔でヴルフを見やるエゼルだが、おじさんと呼ばれる事に抵抗がある様でヴルフは何とか否定しようと抵抗する。


「話もしたいだろうが、そろそろ体を休めた方が良いだろうね。ソファーで申し訳ないが、ゆっくりと休んでくれ」

「贅沢は言わないさ、寝床を用意してくれただけでありがたい。でもね、まだおじさんって歳じゃないから」

「無駄口を叩ければすぐに治りそうですね。明日は街に一緒に連れていきますので、ゆっくり休んでください」


 ヴルフに毛布と枕代わりのクッションを渡すと、子供達を連れて自分の寝室へと出て行った。


(ブールには”変り者”の魔術師がいると聞いたが、あれがそうなのか?簡単に回復魔法(ヒーリング)を使ってたしな)


 ヴルフは断定までしていなかったが、他の街まで”変り者”とのあだ名が知れ渡っているとはスイールもなんだかんだで有名人の様だ。




 スイールの朝は早い。日の出と共にベッドから起きて行動を開始する。十分程の離れた水辺まで歩き、魔法の練習か、薬草を採取するのが日課だ。


 だが、この日はスイールよりも早く起きている者がいた。昨日、行き倒れになっていたヴルフだ。スイールが何時もの日課をこなそうと外に出れば、すでに剣を振って汗を流していた。


「あ、スイール殿、早いですな。昨日はご迷惑をおかけした。ここまで回復できたのは、スイール殿と守備隊のおかげだ」


 手を休めて、汗を拭いながら感謝の言葉を朝の挨拶代わりに述べた。


「まぁ、気にしないでください。それにしても早いですね。体の調子はいかがですか?まだ完全ではないと見えますが?」

「お見通しですか、さすがスイール殿ですな。噂通りの方とお見受けする。王都まで聞こえている名の通りですかね。薬の知識がすごく、かなりの”変り者”だと」

「王都まで噂が……」


 ブールの街だけで言われていると思っていたが、まさか王都まで広がっているとは思わず、スイールは肩を落として落ち込む。


「ん?スイール殿。大丈夫か?」

「すみません、大丈夫じゃないかも。ちょっと落ち込んでます」


 杖で体を支え、どうにか倒れないようにしている。だが、そのまま落ち込んでてもどうにもならないと気を取り直し、いつもの日課をして気分転換をしようと気持ちを切り替える。


「落ち込んでいても仕方がないですね。朝の日課をこなしてきますよ。ちょっと薬草を取ってきますので、一時間後くらいに朝食にしますね。子供達は寝てるはずですので、それまで時間でもつぶしててください。あ、体をいじめるのはほどほどに」


 スイールは片手を上げて、いつもの川辺に向かって行った。


(”変り者”って噂だったが、話す時は普通なんだな。なにが変り者なんだ?)


 会ったばかりで会話もそれほどしていないので、何が”変り者”なのかわかっていないが、それは今後、嫌と言うほど思い知るのであった。




 四十五分もするとスイールが両手に抱えきれない程の薬草を抱えて戻ってきた。


「これは薬の原料なので、今食べる分ではありませんよ」


 薬草は何に使うのかとまじまじと眺めていたら、視線を感じたのか、心の中を見据えた様にヴルフに言葉を掛けた。


 あばら家の中に二人が戻ると、既に子供たちが目をさまし台所で朝食の準備を始めていた。昨日、夕食に食べたスープの残りとベーコンエッグがこの日のメインだ。それに薄く切ったパンを炙って朝食とした。


 四人はお祈りもそこそこに、朝食に手を伸ばし始め、温かいスープやカリカリに焼いたベーコンを美味しそうに口に運び頬張る。

 ヴルフも腹が正常に戻ったようでぱくぱくと口に運び、直ぐに朝食を食べ終わっていた。


「ほら、他人の食事を見ていないで食べちゃわないと学校に遅れるぞ」

「「はあ~い」」


 美味しそうに食べていたヴルフを子供達が珍しそうに眺めて手が止まっていた二人をスイールが現実に引き戻す。孤児院ではどうしているのかと、改めて心配してしまう。

 いつもはシスターが小言をあれこれと挟んでいるはずだから、ここまで気は緩まないのだろうが、そろそろ自発的に物事を進めても良いのかなと思うのだった。


 朝食が済むと食器を片づけて、街へと向かうのであった。




 前の日は学校が休みであったので、今日からエゼルとヒルダは学校がある。五日通って、一日休みのサイクルで授業は進んでゆく。

 だが、この日は、無断でスイールのあばら家に泊まってしまったので、その報告と、シスターからの小言が二人に落ちる事は間違いないだろう。それと、掃除などの軽い罰が待っているはずだ。


 スイールとヴルフは二人を孤児院に送った後、幾つか回る場所がある。

 まず、昨日お世話になった守備隊の詰所。

 そして、仕事依頼請負ギルドのブール支部だ。なぜ、そこに行くかと言うと、ヴルフが仕事を請け負った場所が王都にある仕事依頼請負ギルドだったからである。


 仕事依頼請負ギルドは困り事を解決してくれる人に仕事を回す仕事紹介所、斡旋施設だ。

 その仕事内容は多岐にわたる。一例を上げると……。


 ・街の美化のため、掃除を手伝ってほしい。期日は六日間、報酬は一日銀貨〇〇枚。

 ・隣の街まで商品を届けたいが護衛が足りない。数名募集。報酬は大銀貨〇〇枚。

 ・街の外に野生動物の群れが来ている。追い払うかすべてを退治してほしい。報酬は金貨○枚。


 街中で済む簡単な依頼から、隣の街も絡む大変な依頼まで様々だ。

 それに、個人で受ける依頼や、数人でパーティーを組む依頼まで、これも様々だ。

 そして依頼主も、領主からお店の店主、農家まで。最も若い依頼主は飼っていた犬が逃げ出したので捕まえてほしい。お小遣いでためた銅貨十枚です、なんて、四歳の女の子が出した依頼もあった。これは親が代筆をしていたが。

 依頼の中には農作物の収穫手伝い募集、なんてのもある。


 スイールは仕事依頼請負ギルドに登録はしているが、率先して顔を出す事は少ない。

 だが、魔術師関連の依頼が来ると、仕事依頼請負ギルドからスイールの住処まで真っ先に確認に来る場合が多々ある。やはりスイールは有名人で便利屋の地位を得ている。


 ちなみに、”仕事依頼請負ギルド”は名前が長いので、省略して”ワークギルド”と愛称で呼ばれる事の方が多い。




 子供達が学校に間に合う様にスイール達ががブールの街へと向かい歩く。

 ブールの街の南門には早朝からからかって来る何時もの門番、オットーが見えた。

 スイールが通る時には必ず見る事から、”いつ休みを取っているんだろう”と、不思議に思う事が多々ある。


「おはようございます、スイールさん。今日は大人数ですね。朝からやらかしましたか?それに、エゼルとヒルダか、シスターが怒ってるぞ、多分。それで、そちらの方は?」

「「おはようございます」」


 オットーの挨拶に子供達は元気に挨拶を返すが、シスターが怒っていると聞いて、顔は笑っていない。


「はははっ、この二人にはいい薬になるでしょう。これに懲りて無断で出てきてはダメですよ」


 子供達の頭を撫でながら、それとなく注意をする。これがオットー流の子供との付き合い方だ。


「それとこちらはヴルフさん。ブールの街に用があるらしく案内する所です。それで、私達は通ってよいのかね?」


 スイール達が身分証カードをオットーに見せて、通ってよいかをオットーに尋ねる。


「おっと、職務を忘れておりました。どうぞ、お通りください」

「オットー君、いつもそのセリフだね。そろそろ頭をひねった方が良さそうだよ。では、失礼」


 オットーに辛辣な言葉を残してスイール達は門を潜り、子供達を送る為に孤児院へと向かった。孤児院では鬼の形相で待ち構えていたシスターに子供達と共にスイールも雷を落とされており、傍らで見ていたヴルフが後ずさりする程であった。

 この後、学校へ行かなくてはならず、説教もそこそこに二人は解放され学校へと向かった。

 それと同じくして、スイールはこっそりと孤児院を離れ、ヴルフと共に守備隊詰所へと向かうのであった。




 スイールとヴルフは無事に守備隊詰所へ到着し隊長のジムズと話しをしていた。


「昨日は助けていただいて、感謝している。まさか、空腹で倒れるとは思いも寄らなかったわい。あ、名乗って無かったですな、オレはじゃなく、私は、ヴルフ、ヴルフ=カーティスと申す」


 空腹で倒れた事が恥ずかしかったようで、ペコペコと頭を下げていた。


「まぁ、元気になって何よりですな。で、ブールの街へは何の用で来られたのですか?ヴルフと言えば、剣の達人なんでしょ」


 二つ名も有名ですよと、ジムズが視線を向けるがヴルフは謙遜している。


「剣の達人なんて……。達人でも何でも無い、今はフラフラとしてるだけの男ですよ。ここにはワークギルドの仕事で、ある男を追って来たんだ。ブールの街に向かったと聞いて急いで追ってきたんだが、街に入る手前であの様。恥ずかしいですわ」


 ヴルフは頭をかいて自らの失態を誤魔化す。頭をかいている最中に、”守備隊で何か情報を掴んでいるかもしれない?”と脳裏に浮かび、ジムズに聞いてみる事にした。


「守備隊で指名手配の情報とか、持ってたりしません?」

「う~ん、辺境の街とは言え、外からやってくる人全ての情報が入ってくる訳じゃないからなぁ。国が指名手配をしてるのならすぐにわかるが、ギルドの情報だと……」


 個人的に依頼を受けて人を追うギルドの依頼については、国は無関心であり情報も無い事からジムズであっても知らない。


「まぁ、そうだよな。忘れてくれるとありがたいかな?この後、ギルドへ向かって見るから気にしないでくれ」


 守備隊へのお礼と情報がもらえないかとの話が終わると、ジムズと別れてギルドへと向かうのだった。


 仕事依頼請負ギルドは街の東側にある。この近辺は武器防具関連の店が乱立しており、鍛冶場を併設している店から鉄を鍛える音が響いて来る。

 ギルドへ登録している者達が剣などを揃えるのに便利だと、関連の店が建ち始めたのがこの近隣の始まりだった。


「ここが、この街のギルドか」

「えぇ、私も久しぶりに来ました」


 二人が建物を眺めながら、”ぼそり”と呟く。


「あれ、スイールさん、お久しぶりです。ギルドに用ですか?」


 二人で建物を眺めていると、白いシャツに黒いズボンをサスペンダーで吊るし、手に書類の束を持った女性がドアを開けて声をかけてきた。たまたま外に出たらスイールを見つけたらしい。


「やぁ、【キャロ】、お久しぶり。今日は付き添いです」

「あら、そうなんですの。あ、こちらの方のですか?」

「そう、王都の方からギルドの仕事でこっちへ来たらしいよ」

「あ、そうなんですね。えっと……」


 キャロはスイールの横にいる男を何て呼べばよいのかを思案していた。


「ヴルフ、ヴルフ=カーティスだ」

「ヴルフさんね。あれ、どこかで聞いた事のあるお名前ですね。立ち話もなんですから、入ってください」

「それじゃ、遠慮なく」

「失礼する」


 キャロに案内され、仕事依頼請負ギルドの入り口を潜り中へと入って行った。

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