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Fantastic Lovers  作者:
2/27

episode,2

「ニュースです。先程入った情報によると、国内テロ予告が──」


「テロ、か。物騒な世の中になったものだな」

「ほんとに、そうですね」


私の名は日向ひゅうがあおいといいます。

今年高校3年生になり、受験生の17歳です。

私と一緒にいる彼は黄鈴きすず氷夜ひょうやさん。

現在浪人中の1つ上の先輩で、第一印象はすごく真面目そうな人だなって感じでした。


「ま、でも私達に被害が及ぶとは思えませんし?」


隣にいるのは私の親友、月島つきしまあかねです。

私と同い年で、同じクラスに在籍しています。

高校で偶然知り合った私達は仲も良く、私にとって安心できる関係です。

そしてどことなく黄鈴先輩と茜には似ているところがあります。

それを言ったら特に茜が不機嫌になりそうなので言いませんが。


「でも、万が一のこととか考えると、怖いです…」

「「葵(日向)は可愛いなあ」」


まさかのハモリです。

2人はいつも私をからかってきます。


「…またそういうこと言うんですよね。私は可愛くなんてないですよ。でも、ありがとうございます」



──ここは道内のある都市、ひいらぎ市です。

私と茜が通い、黄鈴先輩が卒業した高校があります。

今は学校帰りに茜と学校近くのカフェに入ったところ、近くに黄鈴先輩もいたようなので一緒に雑談しているところなのです。



「いや、でも確かに月島の言う通り、俺達に被害が及ぶとはそうそうないだろう。そんなことまでいちいち心配していては身がもたないぞ」

「そうだよ、葵。気にしない、気にしない!」

「…わかりましたよ」


その2人の言葉を受け、私は嫌な予感がしているのを無理矢理振り払いました。


「そうだ、せっかくだし、明日3人でどこかにでかけようよ!」

「それはいいな。ちょうど明日は休日だし、俺は何の予定もないが…日向は大丈夫か?」

「はい、もちろんです」

「決まり!そうしたら明日の昼の13時ころに高校前で待ち合わせっていうのはどう?」

「わかった」

「私も大丈夫です」

「んー、じゃあどこ行こうかな?」

「そうだな…」


そんな感じで明日の予定はトントン拍子に決まりました。



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