行間1
とりあえず時間があるときに載せていきます
楽しんでいってもらえたら幸いです
五月三日深夜二時。時間的に考えれば四日なのだがそのような時間にとある人物たちが審議場のような場所に集まっていた。全員が全員黒いフード付きのコートで顔を隠している。怪しさが募る人物たちが八人が集まっていた。
「我ら新世界委員会ジェネシオンはさらなる作戦を起こそうと思う」
リーダー格の雰囲気を醸し出す男が話を切り出す。周りにある人物たちは興味のあまりにざわついている。
「静まれ、まだ内容も話していないぞ」
リーダー格の隣にいるフードの男が活を入れる。シンと静まり返るとリーダー格の男は話を続けた。
「ありがとう二木理君。さて、肝心の作戦を内容をざっと伝えよう。深いところまでは言えないがとりあえず聞いてくれ。まずこの作戦を遂行するには人数が必要だ。最低でも高位異能者百五十人は欲しい。しかし集まらなくても実行はする。次に材料だ、これに関しては二木理君のコネで入手が可能だ、それ相応の金が必要だかね。そしてそれら全てを揃えた時、東京の一之江に攻め入ることか目的だ」
一通り話をしたところで一人顎に手をあてながら考えている人物がいた。
「Mr.ハロルド、質問がありそうだな」
「はっ、さしでかましいとは思いますが江東区の件で失敗した二木理のことは信用できるのでしょうか」
「二木理君のことが心配か、なに、あれはあの研究者がいなければ成功していた。あの場にあんな二人がいるとは完全なイレギュラーであったに違いない」
リーダー格の男はきっぱりと言い切る。
ここまで言い切られると誰も反応ができないのは人間だからだろうか。
「それもそうですがあの時はあの二人を殺した後の子供たちの方が脅威でした。正直子供であると油断してましたからね。まさか魔装具を持っているのに加え並々ならぬ殺気を感じるとは。あの子供たちがもし生き残り目の前に現れるとしたらどうなるかわかったものではありません」
「子供に恐怖を感じたと……はは! 情けない.幹部の名にふさわしくないのではないですか二木理」
「Mr.ハロルド。多分あなたもあの時にその子たちと会っていれば同じ感想を得ることでしょう。この二人は危険だ、と」
Mr.ハロルドは大幹部二木理の言葉に真実味を感じた。そしてもう一つ思った。絶対にそいつらは生きていて邪魔してくるのではないかということを。
「今度の会議は材料が届くはずの二日目である。せいぜい英気をつけとくように」
会議が終わるとフード着た人物たちは闇へと消えていった。深い深い場所に落ちるように。
まだまだ続きますよー