幕間
舞台裏、幕間
(次の話へ行く前にこちらをお読みください)
ここからは、次の話へ行く前の二人の会話となっております。(フィンガースナップの前に本当は行われていた会話です。)とある事情によりカットとなりましたが、ここに載せておくことにします。
「いやー、お疲れ様でした、ブレイドさん。長かったですね。」
「そだね。僕なんかこの回で初めてまともに喋るから、緊張して台詞噛まないか心配だったよ。」
「いやいや、僕が言うのもなんですが、完璧に読者の心?ハート?掴んでましたよ‼」
「本当かい?お世辞でも嬉しいよ。ありがとう!」
「お世辞なんてそんな。思ったことを言っただけですよ。」
「そういや、話変わるけどさ。」
「なんですか?ブレイドさん。」
「個人的に君がどんなジャンルの本を好んで読んでいるのか気になるのだけど、教えてくれないかな。」
「ん???」
「いや、だから、君が好きなジャンルのエロ本を教えてくれないかい?僕も男として興味があるんだよ。」
なるほど。なるほど。つまりはこういうことか。こいつは明らかに人ではない。しかし、人(女性)は守備範囲ということ。そういうことだな…。
そんな情報誰も欲してないわ‼
なんのフラグにもなんねーわ‼文字数の無駄遣いとはこのことだな。全く(えーと、この物語自体文字数の無駄遣いという声が聞こえています。誰ですか?そんなことを言うのはやめましょう。作者さんが泣いてしまいます。)
「今更ながら、確認します。あなたは人間ではないですよね?」
だいたいは人間なのだが、所々に人間ではない要素があるブレイドさん。後々こいつについては、語っていくつもりだったのだが人か否かぐらいは今言っちゃってもいいだろう。
「よく気が付いたね。まさか君がこんなに聡いとは思わなかったよ。正に慧眼とは、君のその穢れなき眼のことだよ!そうです!君の考え通り、僕は人間ではない。その正体は、真神の子さ!さぁ教えてくれ!君の愛してやまないトップ5を!そして語り合おう!男の夢を!」
「ん⁉、ちょっと、待ってくださいよ?今サラッとベリーインポータントなこと言いませんでした?」
幕間では絶対に言ってはいけないことを言ってたような?
「一体君はなにを言ってるんだい?特にマズイこと、例えば、本編に関わることは言ってないはずだよ?そんなことより、エロ本読もうよ!エロ本!エロ本!」
「エロ本、エロ本うるせぇな!少し黙らっしゃい!あなたは気づいていないようだけど、あなたの正体は物語終盤でドーンと明かすって予定でしたよね?これってかなりマズイ事態ですよ!」
「やべっ‼胸突き八丁が終わって気が緩んでた!どうしよう?ねぇどうしよう?」
オロオロしだすブレイド。その伯爵みたいな格好でオロオロされると、なかなかシュールだ。
「しょうがないですね。この場面は幕間として紹介して、カットしてもらいましょう!おーい、作者!ここカットでお願いしまーす!」
"了解です(作者)"
「よしっ!これで大丈夫だ!まったく、次からは気をつけてくださいよ?」
「面目ない…」
激しく肩を落とすブレイド。
ここは…。
「ブレイドさん!これでも見て元気だしてください!俺の秘蔵っ子達です!」
俺はブレイドさんの元気を取り戻すために、愛してやまないトップ5を見せることにした。俺の性癖がバレるとかもうどうでもいい!本当に大切なのは、友情、そうだろ!
幕間終わり