コードネーム”TITIMOMI”
「はうぇえええ⁉︎」
《どうしたの?早く揉んでよ!丹念に!》
「い、いやいや、ブレイドさん、気絶している相手のオッパイを揉むのは、男としてやってはいけないことだと思うよ?」
人として、紳士として、オッパイは堂々と揉むべきだっ‼︎
《水樹、君の言分はもっともだ。だけどね、これはどうしても必要なことなんだよ!》
「オッパイを揉むことがか?」
《そうさ!魔力を渚さんから吸収するにはオッパイを揉むしかないんだ!》
「本当にオッパイを揉むしかないのか?」
《ああ。勿論本当のことさ!》
「本当の本当にオッパイを揉むしかないんだな?」
《ほ、本当の本当にオッパイを揉むしかないんだ!だから、お願いだ!一思いに揉んでくれ!》
「本当はそんなことやりたく無いのだけれど、それしか方法がないのなら、うん、わかったよ。」
俺の紳士道を一瞬逸れることになってしまうが、致し方ない。
全然本意ではないのだがな。
揉むしか方法がないなら仕方ない。
仕方ないよね、グヘヘッ!
「よしっ!も、揉むぞ!」
《揉んでくれ!大胆に!それでいて繊細に!》
仰向けに倒れ、気絶している渚のオッパイを揉むべく、手を伸ばす。
心臓は早鐘のようにうるさいく鳴っている。
手の平は、初めてのパイタッチの緊張から少し汗ばんでいる。
落ち着け、俺!ただオッパイを揉むだけだぞ!
なに、大した事はない。
何時も妄想では揉みしだいているじゃないか。
ということは、揉み慣れていると言ってもいいだろう。
いいよな?
いいに決まっている。
さぁ!ショータイムだ!
とうとう水樹の手が渚の双丘に到達する。
ちなみに、両手だ。
後は揉むだけ。
手をグーパーするだけだ。
しかし、今更だがここで一つ問題に気付く。
オッパイって揉んでいいのか?
いや、勿論同意のないオッパイは揉んではいけないのだろうけど、ここではそんなことを言っているのではない。
ここでの揉んでいいのか?は、年齢制限的に大丈夫なのかということだ。
ノリでオッパイを揉むことにしてしまったが、年齢制限にアウトなら描写を変更しなければならない。
いくらエロゲーが好きだからと言っても、18禁にはしたくないからな。
…調べるか?
ん〜、面倒臭いな。
…ええい!そのまま揉んだれ水樹!
「変態紳士、水樹!及びブレイドさん!只今より、コードネーム”TITIMOMI”を遂行します!」
モミモミ。
モミモミ。
ん?
「こちら、変態紳士水樹。緊急事態発生!緊急事態発生!任務を遂行中に妙な違和感を感知致しました!」
《こちら、変態のパイオニア、ブレイド。貴殿の感知した違和感とはどういったものかであるか、詳細を求む!》
「こちら、変態を地でいく男水樹。こちらが感知した違和感なのですが、どうやらオッパイ自体ではなく、オッパイを包み込む乳バンドに原因があるもようであります!」
《こちら、変態のオーソリティ、ブレイド。貴殿の調査結果をこちらで分析した結果、違和感の原因は渚が着用している乳バンドの中にある乳パットである可能性が高いことが判明した。よって、多少揉み心地は損なわれるだろうが、任務に支障をきたすほどでは無いだろう。だから、心配なく乳揉みを続行してくれ!》
「こちら、変態には一家言ある男水樹。了解!誠心誠意、乳揉みさせて頂きます!」
水樹が男としての最底辺の行為を行っている間、時折渚の甘い声が聞こえたり、聞こえなかったりしていたのであった。